
スマートウォッチはスマホと連携させて使用するのが一般的で、スマホも常に持ち歩かなければならないところが不便でした。
最近、スマホとの連携なしに単体で機能するスマートウォッチが登場しています。
SIMカードを内蔵することができ、通話だけでなくスマホアプリもインストールできるというのです。
今までスマートウォッチには興味がなかった人にも、単体動作するスマートウォッチであれば関心をもつのではないでしょうか。
SIMカードを内蔵して単体動作できるスマートウォッチが登場

スマートウォッチは今でも新製品が開発され、機能性が使い勝手が進化しています。そして、単体で動作できるスマートウォッチも登場するようになりました。
そのひとつが、ANYYOUONのSmartGearです。
SmartGearには従来のスマートウォッチとは異なる2つの大きな特徴があります。
ひとつは、OSにスマートウォッチ用のOSであるAndroid Wearでなく、スマホやタブレットで使われているAndroid OSを搭載している点です。
Google Playにも対応していて、スマホのアプリをダウンロードしてインストールすることができます。
もうひとつは、本体にSIMカードを挿入できる点です。そのため、スマホと連携させなくてもスマートウォッチ単体で通話やデータ通信ができます。
しかもSIMフリー対応で、格安SIMも使用できます。
腕時計だけに画面サイズは小さいものの、SmartGearはスマホなしで通話ができ、ブラウザやメール、SNSからのメッセージも閲覧できるのが大きな魅力です。
Apple Watchに代表されるスマートウォッチは、身につけて使う情報機器(ウェアラブルデバイス)として最初は大きな注目を集めました。
しかし、徐々に注目度は下火になり、しだいに存在感が薄れていきました。
要因となっているのが、使用する上での不便さです。

Apple Watchを含む大半のスマートウォッチは、スマホと連携させる必要があります。
そして、スマートウォッチを使うときはスマホもいっしょに持ち歩かなければならず、出かけるときにスマホを忘れてしまうと、スマートウォッチの機能が十分発揮できません。
またApple Watchの場合、モバイル回線が使えるiPhoneまたはiPadでなければ連携できません。iPodやWi-FiモデルのiPadしか持っていない人は、スマートウォッチを使ってみたいと思っても購入をあきらめざるを得ませんでした。
SmartGearは単体で、多くの機能をこなせるという点が大きな魅力です。
LTEには対応せず3G通信のみなのが難点
単体で通話やデータ通信が可能なSmartGearには、気になる短所があります。
データ通信は3Gで、LTEには対応していない点です。
メールの受信程度なら問題ありませんが、写真や動画の閲覧やビデオ通話を利用するには速度が物足りません。
LTE対応のスマートウォッチはまだ数が少なく、メーカーも開発段階というのが現状です。高速データ通信を利用したスマートウォッチを求めているのであれば、LTE対応の製品が増えてくるまで待ったほうがよさそうです。
今後は高性能で高速データ通信も可能なSIMフリー対応のスマートウォッチが出てくることでしょう。
スマートウォッチに関心を持っていル人は動向を注視しておくと、自分にぴったりの製品が現れるかもしれません。
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