大きなスマホを使っていると、反対に小さくてかわいいスマホがあってもよいのではと考えたことはありませんか。
今、クラウドファンディングサイトで資金を募り、超小型のAndroidスマホを開発するプロジェクトが進められています。

専用のバンドホルダーにつければスマートウォッチにすることができ、スマホとウェアラブル端末の二刀流の使い方ができるといいます。
小さいスマホがほしかった人には興味・関心がわいてきそうです。
大きさ4.8 x 3.7センチの超小型スマホ「Nanite」

カナダのバンクーバーに拠点を置くGhost Technologies Inc.は2017年8月、クラウドファンディングサイトのKICKSTARTERで資金を募り、マイクロスマートフォン「Nanite」を開発するプロジェクトを立ち上げました。
Naniteは、タテ4.8センチ、ヨコ3.7センチ、厚さ1センチで、ダイバーズウォッチほどの大きさです。
腕時計と比べるとやや大型ですが、スマホとしては超小型の部類に入ります。
重さは30グラムで、アップルウォッチとほぼ同じくらいです。
搭載OSはAndroid で、CPUはデュアルコア1GHzを採用。
ディスプレイサイズは1.54インチ、解像度は240 x 240ピクセルで、タッチスクリーンに対応しています。
データ通信はLTEにに対応し、Bluetooth 4.2も搭載しています。
もちろん、通話も可能です。本体裏面には、SIMカードスロットとマイクロSDカードスロットを搭載しています。
内蔵バッテリーは380mAhと小さな本体だけに容量も少ないです。それでも、3日~4日は持続するようです。
小型ながらもNaniteは単体動作のスマートフォンとして、通話やデータ通信を十分こなせる性能を備えているといえます。
専用のバンドホルダーにつければスマートウォッチに変身
Naniteは単体で通話やデータ通信ができるスマホとしてだけでなく、スマートウォッチとして利用することもできます。
それを実現させてくれるのが専用のバンドホルダーです。
バンドホルダーにNanite本体を取り付けると腕に巻くことができ、スマホからスマートウォッチに早変わりします。
バンドの素材は、シリコンとステンレスの2種類を用意しています。
また、Naniteには心拍数や歩数を計測する機能も備わっています。
バンドを着けてスマートウォッチとして使うときには、これらの機能が力を発揮するでしょう。
Naniteは単体動作だけでなく、iPhoneやAndroidスマホとペアリングして使うこともできます。

ペアリングすると、電話の着信やメッセージの通知、スマホまたはNniteのどちらかを紛失したときに一方を探し出すことができます。
さらには、Siriとの会話やGoogleの音声検索時にNaniteをマイク代わりにしたり、スマホでの撮影時に遠隔操作用のシャッターボタンにしたりすることもできます。
一連の機能を紹介したデモムービーが公開されています。
見ているとNaniteの魅力に引き込まれそうです。
製品化に向けて開発が進む
Naniteには高い関心が集まり、クラウドファンディングによる資金調達は短期間で目標額に達しました。
現在は支援の募集を終了し、製品化に向けて開発が進められています。
当初は、2017年11月には出荷が始まる予定でしたが、2017年の時点ではまだ製品ができていないもようです。
完成までもうしばらくは時間がかかるような状況で、進展の知らせが待ち遠しいところです。
スマホとしてもスマートウォッチとしても使うことのできる超小型端末Nanite、商品として世に出れば手にしてみたいと思う人も多いことでしょう。
まずは完成品がお披露目され、そして日本でも発売されることを期待したいです。
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