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スマートフォンの利用目的はSNSと動画閲覧、そしてゲーム

調査会社のMMD研究所が15歳以上69歳以下の男女562人を対象にしたアンケート調査を行いまとめた「スマートフォン利用に関する実態調査」によると、スマートフォンの利用目的の上位は以下のようになります。
1位 インターネット
2位 メール
3位 電話
以下、SMSやカメラと続きますが、この1位のインターネットにはアプリ利用が含まれています。
ではそのアプリ利用について、どのようなアプリを利用しているのかを聞いてみたところ、以下のような順位となりました。
順位 | アプリの種類 |
1位 | SNS・コミュニケーション |
2位 | 動画 |
3位 | 天気 |
4位 | ゲーム |
5位 | 写真/ビデオ |
このように、1位はFacebookやインスタグラムなどのSNS機能であり、次いでyoutubeやAbemaTVなどの動画配信サービスアプリになります。
そして4位にはゲームがランクインしており、今やスマートフォンとゲームは切っても切れない関係になっていることが伺えます。
大人気ゲームにかかるデータ通信量がカウントフリー!

スマホゲームの特徴として、オフラインでもできる1人プレイ専用のゲームもあれば多人数同時プレイにより仲間と協力してプレイを進めるタイプのものもあります。
特に後者の場合は発生するデータ通信量も膨大になり、wi-fi環境などを用意できないユーザーはその分高い料金プランへの加入を余儀なくされていました。
そこに目を付けたのが、大ヒットゲーム「グランブルーファンタジー」や「Shadowverse」などを手掛ける株式会社Cygames。
2016年11月に設立した子会社の株式会社ロジックリンクスを通して、特定のゲームに関するデータ通信量がカウントフリーとなる格安SIM「LinksMate」をリリースすると発表しました。
サービス提供開始は2017年7月を予定しており、現在事前予約を受け付けています。
ゲーム会社が格安SIMを提供する目的とは?

なぜゲーム会社がこのような格安SIMを提供することになったのでしょうか?
その背景には、年々美麗化・複雑化するゲームコンテンツとそれに伴うデータ通信量の増大があります。
ゲームコンテンツのリッチ化を進めると、必然的にデータ通信量が増加します。
しかし、データ通信量の増加は一方でユーザーの財布を直撃することになり、結果的にユーザー離れにつながってしまうという危機感がありました。
また、SNSに関するカウントフリープランは他社でもありますが、ゲームアプリに関するデータ通信量をカウントフリーにしているMVNOはほぼ見当たりません。
つまり、ゲームユーザーの数的拡大にはゲーム通信量のカウントフリープランが必要不可欠であると判断したのです。
多数の人気ゲームがカウントフリーで1,500円/月額から
このカウントフリープランですが、「LinksMate」のサイトによると現在のところ以下のゲームが対象となる予定です。
ゲーム名 | ゲーム会社名 |
あんさんぶるスターズ! | Happy Elements |
一血卍傑-ONLINE- | DMM.com |
グランブルーファンタジー | Cygames |
剣と魔法のログレス いにしえの女神 | Marvelous |
三国ブレイズ | DMM.com |
実況パワフルサッカー | KONAMI |
Shadowverse | Cygames |
千年戦争アイギス A | DMM.com |
刀剣乱舞-ONLINE- Pocket | DMM.com |
BanG Dream! ガールズバンドパーティ! | ブシロード・CraftEgg |
みんゴル | ForwardWorks |
どれも盛んにテレビコマーシャルを行っている人気の高いゲームであり、これらのゲームをダウンロードするためのApp StoreやGoogle Playの通信量もカウントフリー対象となるそうです。
気になる料金プランですが、最安プランは「データ通信SIM 5GB/月」の1,500円です。
以降、10GB 2,500円、20GB 4,200円、30GB 5,400円の4プランが用意されており、音声SIMはそれぞれ600円プラスした金額となります。
カウントフリーオプションは500円/月となりますが、無料キャンペーンを展開しているため今なら無料で申し込めるようです。
まとめ
スマホゲームのヘビーユーザーにとって、データ通信量の問題は無視できないレベルにありました。通常のプランであれば上限を超えてしまうと通信速度の低下を招いてしまい、思い通りのプレイができないケースもあります。
この「LinksMate」であればそのような心配をすることも無くゲームを思う存分楽しめることができるため魅力的ですね。
7月のリリース時までにどのくらいのユーザーが乗り変えるのか、またどのようなゲームが新たにカウントフリー対象となるのか、今後の展開に注目です。

この記事を書いた人

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福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。