月額990円~ 日本通信の新しい料金プランを発表!
ソフトバンクユーザー向け格安SIMを発売している日本通信。
2017年8月16日に音声通話可能な「b-mobile S スマホ通話SIM」のリリースに続き、11月2日には「990ジャストフィットSIM」をリリースし攻勢をかけています。
「990ジャストフィットSIM」について、どのようなプラン内容なのか、また「b-mobile S スマホ通話SIM」とはどこが違うのかについて詳しく解説いたします。
毎月のデータ通信量にあわせて価格が変動する!
まずはこのプラン名である「990ジャストフィットSIM」の意味をご説明します。
「990」とは”月額990円から利用できる”という意味を持ち、月額利用料がリーズナブルであることをアピールしています。
また「ジャストフィット」というのは”ユーザーのデータ利用量に応じた料金になる”という意味です。
つまり、「990ジャストフィットSIM」は、”月額990円から始められるデータ量連動型月額料金プラン”ということですね。
では、どのように料金が変動するのかを見ていきましょう。
ベースとなるのは、月額990円の「音声+データ1GB」です。
毎月この料金からスタートし、月のデータ利用量に応じて料金が段階的に上がっていくこととなります。
ユーザーの利用量 | 価格 | |
基本料金 | 音声+1GB | 990円 |
(以降、手続きなしで利用量に応じて価格が変動する) | 音声+2GB | 1,490円 |
音声+3GB | 1,990円 | |
音声+4GB | 2,490円 | |
音声+5GB | 2,990円 | |
最大10GBまで利用可能 | データ1GBあたり500円加算され、10GBで5,490円 |
このように、ユーザーがあらかじめ毎月の上限データ量を決めるのではなく、使った量に応じて後から価格が決まるというプランです。
大手キャリアのauがピタットプランで採用した課金方式に類似していますね。
「b-mobile S スマホ通話SIM」とはどこが違うのか?
なお、「990ジャストフィットSIM」は、「b-mobile S スマホ通話SIM」のリニューアルではありません。
この2つのプランは並行して販売されています。
となると、気になるのはどっちのプランがお得か?という点ですね。
「b-mobile S スマホ通話SIM」もユーザーのデータ利用量に応じて価格が決まるという方式を採用しているため、ますます両者の違いが見えにくくなっています。
実はこの両者の最大の違いはb-mobile電話をあらかじめプランに組み入れているか否かにあります。
「b-mobile S スマホ通話SIM」は5分までの通話が無料のb-mobile電話(月額500円)が含まれており、「990ジャストフィットSIM」には含まれておりません(オプションで契約することは可能です)。
また「b-mobile S スマホ通話SIM」はデータ5GBが上限ですが、「990ジャストフィットSIM」は10GBと枠が拡大されています。
それとあわせて、「990ジャストフィットSIM」には最低利用期間が設けられています。
「b-mobile S スマホ通話SIM」は最低利用期間の設定がありませんが、「990ジャストフィットSIM」は最低5か月間は契約を継続しなければならないとされています。
では、「990ジャストフィットSIM」にb-mobile電話のオプションを含めた場合の料金で両者を比較してみましょう。
オレンジが「b-mobile S スマホ通話SIM」、青が「990ジャストフィットSIM」の料金です。
このように、最低利用期間(5か月)が問題ないのであれば「990ジャストフィットSIM」がお得ですね。
また、たまに5GB以上使う可能性がある方もこちらの方がメリットが大きいと言えます。
まとめ
あらたに発表された「990ジャストフィットSIM」は、「b-mobile S スマホ通話SIM」よりも安く、その分最低契約期間を設けたプランと言い換えることもできます。
ソフトバンク及び同系列のY!mobileが相次いで安いプランやお得なキャンペーンをリリースしている中、ユーザーの選択肢を多く設けることで販売のテコ入れを図りたい日本通信の思惑が見え隠れしますね。
この記事を書いた人

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福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。