待ちに待ったHUAWEIの最新人気機種

発売から1年近くたったにもかかわらず、未だに人気スマートフォンランキング上位に位置しているHUAWEIのP9シリーズ。
特にP9Liteはその優れたコストパフォーマンスから圧倒的な人気を誇り、多くの格安SIM会社においてセット販売されるなど広く日本市場に受け入れられてきました。
そのP9シリーズ発売から1年近く経過した2017年6月9日、P9シリーズの正式な後継機種となるP10シリーズが日本市場にリリースされました。
今回はそのP10シリーズについて、製品ラインナップやP9シリーズから進化したスペックなどについてご説明いたします。
P10シリーズは3モデルでリリース
今回日本でリリースされたP10シリーズは、P10、P10Plus、P10Liteの全部で3モデルです。
販売価格ですが、6月25日時点のamazon価格(税込)は
P10Plus:71,550円
P10:60,920円
P10Lite:28,650円
となっています。
量販店店頭で格安SIMとセットで購入すると単体で購入するよりも安く設定されているため、これより数千円安く入手することが可能となります。
ちなみに、P9シリーズの展開がP9(無印)及びP9Liteの2モデルであったことを考えると、P10Plusという上位モデルが追加されたということになりますね。
日本市場における高級スマホの売れ行きを見て投入したと想定されます。
P9シリーズとの主要スペック比較
では、前モデルのP9シリーズと比較してどのように進化したのかをスペック面から見てみましょう。
わかりやすいように、P10(無印)とP9(無印)、P10LiteとP9Lite,そして新モデルのP10Plusの順番に並べてみました。
P10 | P9 | P10 Lite |
P9 Lite |
P10 Plus |
|
画面サイズ(インチ) | 5.1 | 5.2 | 5.2 | 5.2 | 5.5 |
メインカメラレンズ | ライカレンズ (ダブル) |
ライカレンズ (ダブル) |
高性能レンズ | 高性能レンズ | ライカレンズ (ダブル) |
メインカメラ画素数 | 1200万 | 1200万 | 1200万 | 1300万 | 1200万 |
内側カメラ画素数 | 800万 | 800万 | 800万 | 800万 | 800万 |
CPU | Kirin 960 |
Kirin 955 |
Kirin 658 |
Kirin 650 |
Kirin 960 |
内蔵メモリ | ROM 64GB RAM 4GB |
ROM 32GB RAM 3GB |
ROM 32GB RAM 3GB |
ROM 16GB RAM 2GB |
ROM 64GB RAM 4GB |
バッテリー容量( mAh) | 3200 | 3000 | 3000 | 3000 | 3750 |
外部メモリ最大容量(GB) | 256 | 128 | 128 | 128 | 256 |
重量(g) | 145 | 144 | 146 | 147 | 165 |
カラーバリエーション | 4色 | 4色 | 4色 | 3色 | 2色 |
P9シリーズとの比較において、CPUは順当にスペックアップしているのはお分かりいただけるでしょう。
また、内部メモリもぞれぞれ増加しており、アプリのインストールや写真データの保存などにおける不便さがある程度解消されたことがわかります。
個別に見ていくと、気になるのはP9(無印)→P10(無印)における画面サイズの小型化と重量の増加です。
フォルムがやや丸みを帯びたラウンドフォルムになっているため、P9(無印)よりも小さくなったように感じますが、その分バッテリー容量が増加しています。
重量が増えたのもそのバッテリーに起因するものでしょう。
また、P9Lite→P10Liteで気になるのはカメラ性能の劣化とも思える変更です。
単純な画素数が落ちていること、あわせて表には記載していませんがF値も2.0→2.2とやや暗いレンズになっています。CPUは進化していますが、他は変化無しであり、なぜ新モデルになったのか一見その理由を探すのに苦労します。
実はその答えは主要スペックには無いカメラ性能の強化にありました。P9Liteには無かった「光学手振れ補正」機能が実装されていたのです。
画素数は下がりましたが、前モデルよりも”しっかりとした”撮影ができるように進化しているということですね。
また、P10Plusは価格が高いだけあってほぼすべてのスペックで他モデルを上回っています。
実売価格でP10とあまり差が無ければP10Plusを選択肢に入れても良いのではないかと思います。
まとめ
P10シリーズのリリースは格安SIM業界にとって大いに注目されています。量販店店頭でも一番目立つ位置にディスプレイされ、店員も盛んに勧めてきます。
次回はこのP10シリーズが、多くのMVNOでセット販売されている様子についてレポートいたします。
2017.7.1 この記事の続きはこちらからどうぞ
この記事を書いた人

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福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。