今回ばかりは3社横並びでは無かった!!
7月10日にauが発表した新料金プラン。
先行しているNTTdocomoの追随などではなく、完全にオリジナルの料金プランであり、格安スマホに流れるユーザーを食い止めるべく、まさに「衝撃的」な料金プランを打ち出してきました。
先日発表されたNTTdocomoの新しい料金プランが発表された際にも、auやソフトバンクが同様のプランで追随すると予測されていました。
しかし、auはその予想を超えるプランを出してきたのです。
au新料金プランの概要

今回auが発表したのは「ピタットプラン」という料金プランです。
これまで高止まりしていた料金を劇的に下げ、データ通信料と通話料あわせて月額1,980円~と、ほぼ格安SIMと変わらない金額となっています。
特徴その1:データ通信量の実績に応じて料金が変わる
「ピタットプラン」は、データ利用量に応じて毎月の料金がかわる仕組みです。
つまり、使ったデータ量に応じた料金テーブルがあり、前月の実績をベースに料金が請求されるということになります。
特徴その2:契約から1年間限定の割引あり
この料金プランは、契約から1年間は合計から1,000円安くなるというキャンペーンが適用されます。
2017年7月14日(金)~2017年12月31日(日)の間に契約することを条件としています。
特徴その3:「auスマートバリュー」に加入すること
この「ピタットプラン」最安値の月額1,980円というのは、auスマートバリュー割引適用前提の料金です。
ご存知の方も多いと思いますが、auスマートバリューというのは家の固定電話回線をauにすることで適用される割引制度。
つまり、家の固定電話がNTTの方や、そもそも固定電話が無い方は割高になります。
au新料金プラン、2大デメリットを知れば損はしない
このピタットプランには以下のような2大デメリットがあることを頭に入れておきましょう。
デメリット1:最安価格の実現にはさまざまな条件がある
パンフレットやwebに記載されている月額1,980円という料金は、単にピタットプランに加入するだけでは実現できません。
- 同時にauスマートバリューに申し込む必要がある
- 2017年12月31日まで行われているビッグニュースキャンペーン期間中に申し込む必要がある
- 誰でも割に申し込む必要がある
2、3はクリアが容易ですが、問題なのは1の条件です。
auスマートバリューのメリットを受けるには、自宅回線をauひかりに変えなくてはいけません。
しかも、あまり評判の良くない「コラボ光回線」の契約となるため二の足を踏む人が多いのではないでしょうか。
「コラボ光回線」には、工事費が20,000円程度かかるケースがある、コールセンターが繋がりにくいなどの口コミがあるようです。
他には、コラボ光電話で新規加入して得た電話番号は他社へMNP(ナンバーポータビリティ)できないのも難点。
要するに電話番号を維持するためにはコラボ光を使い続ける必要があるのです。
デメリット2:毎月割が適用されない
大手キャリアでは、契約時に端末を購入すると毎月の料金が割引となる制度があります。
今回のピタットプランにはこの毎月割が適用されません。
その代わりアップグレードプログラムEXという端末48回分割払いプランがありますが、分かりにくく、ユーザーを混乱させる要因となっています。
デメリット3:iPhoneは新プランの対象外!?
iPhoneが対象外となるケースがあります。
現在auでiPhoneを使っている方は、「機種そのままで料金プランの変更は可能」だけれども、「最新機種に機種変更でピタットプラン加入」はNGいうこと。
少しわかりづらいですね。
Androidスマホ派の方が「ピタットプラン」を契約するには、新たに指定のAndroidスマホを購入するか、あるいは既存のAndroidスマホ(SIMフリー)を持ち込むかになります。
※持ち込み可とは明記されていませんが、チャットで問い合わせしたところこのような回答をいただきました。
au新プランと比較しておすすめの格安SIMは?
格安SIMでも通信クオリティが高く会社の信頼性も高いサービスは存在します。
料金的にauのピタットプランより安い所も多数。
ピタットプランを検討するならば、これらの格安SIMも検討してみてはいかがでしょうか。
UQmobile
同じくau回線を使用しているUQmobile。
格安SIM市場では確固たる地位を築いており、多くのユーザーを抱えています。
料金的にはauのピタットプランとさほど変わりませんが、ややこしいオプションや条件が付いてこないためシンプルな契約が可能です。
月額1980円~。
端末セット購入ではiPhoneを選ぶこともできるため、iPhone派ならば積極的に選んでおきたい格安SIM会社です。
>>UQmobile公式サイト
IIJmio
IIJmioにはタイプDとタイプAがあり、タイプAはau回線を利用しています。
従ってauで利用していた端末であればiPhoneでもあ使用可能です。
また、IIJ(株式会社インターネットイニシアティブ)という会社は東証1部上場企業で信頼度も◎。
各口コミサイトでの評判も高く、月額利用料も1,600円~とリーズナブルであるため、かなりおすすめです。
この記事を書いた人

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福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。