AirSelfie

スマホを持ちながら自分自身を撮影する、いわゆる「自撮り」は、片手がふさがってしまうため、ポーズに制限ができちゃいます。
そんな不便さを解消してくれる新たな製品が開発されました。
自撮り用の小型ドローンです。これを使えばスマホを持つことも自撮り棒を使うこともなくなり、自由度の高い自撮りができそうです。
自撮りや空撮が手軽にできるカメラ内蔵の小型ドローン
英国のエアセルフィーホールディングスは、クラウドファンディングのKickstarterで資金を募り、カメラ内蔵の小型ドローン「AirSelfie」を開発。
2017年5月に販売を予定しています。
AirSelfieは、自撮り棒のような道具を使わずに自分自身を撮影できることをコンセプトに開発が進められてきました。
カメラは側面にあり、静止画は5メガピクセル、動画はフルHDの画質で撮影できます。
最大飛行高度は20メートルで、7~8階建てのビルと同じくらいの高さまで上昇させることができます。
本体はアルミ合金製で、ポケットに入れて持ち運びやすいよう長方形をしています。また、飛行用のプロペラファンは四隅の内側についているため突出部がありません。
大きさは、タテ67.4ミリ、ヨコ94.5ミリ、厚さ10.6ミリとiPhone7よりも小さく、重さも61グラムと軽量です。
この重さは、改正航空法のドローン規制対象となる本体重量200グラム以上に該当しないため、節度さえわきまえれば住宅地でも使用できます。
購入予約は公式サイトで受け付けていて、日本への配送もしてくれます。
価格は、本体とiPhone6, 7シリーズなどに対応したケースとのセットが3万1,598円、パワーバンクと呼ばれる専用の携帯バッテリーとのセットが3万2,800円です。
07.9.6 【追記】 Airselfieの国内販売が始まりました。

本体を垂直に投げると離陸、スマホを傾けて操縦
AirSelfieはスマホとWi-Fiで接続し、専用のアプリを使って操縦や撮影の操作をします。
離着陸は、独自の方法を取り入れています。
離陸は、片手に持ったAirSelfieを空に向けて垂直に投げます。
すると自動的にプロペラが回転して上昇・飛行を始めます。また、AirSelfieの底部近くに手のひらを近づけるとプロペラが停止して着陸させることができます。
操縦はスマホを傾けることで操作します。ラジコンのレバー操作とは勝手が違うため、思い通りの飛行をさせるには練習がいりそうです。
一回当たりの飛行時間は3分と長くはありません。外で何度も使用するときは、専用のバッテリーバンクも携行するのがよいでしょう。
バッテリーバンクはAirSelfieを20回繰り返し充電できる容量を持っています。フル充電には30分かかります。
格安スマホと併用して一方を操縦専用のリモコンに
前述したように、AirSelfieを使うときはスマホとWi-Fi接続しなければなりません。そのため、外でAirSelfieを飛ばしている間はモバイル回線が使えず、スマホはデータ通信ができなくなります。
そこで、格安スマホと二台持ちにすれば、一方をAirSelfieのリモコン代わりにして、もう一方のスマホで友達と連絡を取りながら撮影ができるようになります。
ロケで空撮をしたいときには、この二台持ちでの方法はよい映像を撮るのに役立つでしょう。
AirSelfieはWi-Fi機器であるため、日本国内で使用するには技適の取得が必要です。
日本でも注目を浴びている製品だけに、販売代理店が現れれば技適手続きを済ませた製品が国内で出回るようになるでしょう。しばらくは様子見をしながら購入を検討するのがよさそうです。
この記事を書いた人

最新の投稿
格安スマホ最新トレンド2018.01.24SIM内蔵型スマートドライブレコーダー「Xiaomi 70 Steps Smart Rearview Mirror」、カーナビや通話など機能多数
格安スマホ最新トレンド2018.01.24SIMカードが使えるスマートプロジェクター「Sweam」、屋外でナイトシアターを楽しもう
格安スマホ最新トレンド2017.12.28ウェアラブル端末を意識した超小型Androidスマホ「Nanite」、バンドをつければスマートウォッチに
格安スマホ最新トレンド2017.12.13海外旅行好きの人にうれしい、世界200カ国で主要アプリがデータ無制限で使えるSIMカードAvirsim