増加するモバイルワーカー
ノートパソコンを持ち出し社外で仕事をする人も増えてきました。
テレワークの推進など働き方改革を強力に推し進める政府の指導の下、多くの企業が社員にノートパソコンを支給し社外での業務を行うことを推奨しています。
また、フリーランスの増加やwi-fi環境の整備などにより、街中でもノートパソコンを開き仕事をする人の姿がかなり目立つようになっています。
そこで問題となるのが通信環境。
店内や街中にwi-fi環境があればよいのですが、そうでない場所も多いのが事実。
そんな時の対策として、我々ユーザー側としては
- モバイルwi-fiルータを持ち歩く
- 格安スマホでテザリングを行う
という選択を行うこととなります。
今回はこのうちの 2のスマートフォン、中でも特に格安スマホでテザリングを行う際の設定方法を解説します。
今持っている格安スマホでテザリングはできるの?
そもそもテザリングとは、パソコンとスマートフォンを接続し、スマートフォンを経由してノートパソコンをインターネットに接続することを言います。
つまり、スマートフォンがwi-fiルータ代わりになるということです。
このテザリングですが、格安スマホをお使いの方は一部の例外を除いて問題なく利用することができます。
テザリングができない例外ですが、
- 大手キャリアのSIMロックされた端末
- au系格安SIMを利用しているiPhone
- テザリングNGの格安SIM事業者(日本通信など数社)
などが挙げられます。
テザリングを設定する際には、自分の利用している格安スマホや格安SIM事業者がテザリングに対応しているか否かを確認してから行うようにしましょう:。
上記例を考慮すると、最も無難な組み合わせは「SIMフリースマホ+NTTdocomo系格安SIM」ということになりますね。
格安スマホによるテザリングの注意点
上記の通り、テザリングはスマートフォン(格安スマホ)の通信機能を使ってパソコンをインターネットに接続する行為です。
従って、格安スマホの通信エリア外では利用することができません。ビルの奥まった場所など、電波が届きにくい場所では通信できない場合があります。
また、格安スマホとパソコンの接続方法には以下3パターンあります。
- USB接続・・・ケーブルを使い、格安スマホをパソコンのUSBポートへ接続する
- wi-fi接続・・・パソコンのwi-fi機能を使い、格安スマホとパソコンをwi-fiで接続する
- Bluetooth接続・・・パソコンのBluetooth機能を使い、格安スマホとパソコンをBluetoothで接続する
この中で最もおススメなのは1のUSB接続です。
実はテザリング接続は格安スマホのバッテリー消費が激しく、短時間であっという間にバッテリー残量が少なくなってしまいます。
USB接続であれば充電しながらテザリングできるため、長時間の作業でも(パソコンのバッテリー次第ですが)大丈夫です。
テザリングの設定方法は?
では、具体的な設定方法をご説明します。
ここでは前述のUSB接続での設定方法をご案内します。なお、格安スマホによっては画面や項目に違いがありますのでご了承ください。
まず、格安スマホの「設定」画面を開いてください。
設定の中から「その他」をタップします。
次に「テザリングとポータブルアクセス」をタップ
「USBテザリング」をオンにしましょう。
そしてUSBケーブルでパソコンと格安スマホを接続します。
モードは「充電のみ」ではなくデータ通信可能なモードにしてください。
PCの方はネットワークの自動検出機能をオンにしておきましょう。
PC右下のネットワークアイコンが写真のように接続状態になればOKです。
まとめ
特にwi-fiルータなどを持たずとも手軽にネット接続可能な格安スマホによるテザリングですが、利用する際にはデータ通信量に十分注意しましょう。
というのも、パソコンでのネット接続は、データ量がかなり大きくなります。
あっという間にデータ量制限の上限に達することもあるため、あまり使い過ぎないようにするのが賢明です。
利用する場合は、周囲にwi-fi環境が無い場合の緊急手段程度にとどめておきましょう。
この記事を書いた人

-
福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。