安さを求めてAndroid端末へ乗り換えたはいいが・・・
格安スマホの性能が飛躍的に向上し、その安さの魅力も手伝ってiPhoneから格安Android端末に乗り変える方が増加しています。
その際、ネックとなるのがデータの移行。
iPhone同士であれば簡単ですが、iPhoneからAndroidへの移行は少し複雑でめんどくさいと言われています。
今回はそんなデータ移行の中でも、音楽データの移行方法をわかりやすくご説明いたします。
溜め込んだiTunesの音楽データをAndroid端末でも聞きたい!
ほとんどのiPhoneユーザーがiTunesを利用していることでしょう。
PCやタブレットと同期させマルチデバイスで音楽を楽しむためにはiTunesの利用が不可欠です。
また、iTunesストアには4000万曲以上の楽曲が提供されており、有料無料問わずダウンロードして音楽を楽しんでいたことと思います。
そんな大切なデータを、機種変更により手軽にスマートフォンで聴けなくなる・・・なんて心配は無用です。
以下の手順で音楽データをAndroid端末へ移行してみましょう。
1、Android端末をPCへ接続する
2、PCとAndroid端末の接続を設定する
USBケーブル経由で端末をPCに繋げると、このような画面になります。
PCからアクセスできるよう、「許可」をタップしてください。
3、Android端末のフォルダを開き「music」フォルダを作成する
パソコンへの接続が完了したら、Android端末のフォルダを開きます。
今回は増設したSDカード内へ音楽データを移行することを想定しています。
SDカード内へ「music」フォルダを新設しました。
ここへiTunesのデータを移行する予定です。
4、パソコンにあるiTunesのデータ場所を確認する
次に、パソコン内にあるiTunesの音楽データの保存場所を見つけましょう。
iTunesを起動し、音楽ライブラリの中からどれでもいいので1曲選び右クリックでプロパティを表示させましょう。
プロパティが表示された画面に「ファイル」タブがあります。
クリックすると以下のような画面になります。
すると「場所」としてデータを保存しているフォルダが表示されます。(赤枠で囲った部分です)
これで保存場所がわかったので、エクスプローラーでデータ保存フォルダを開きましょう。
5、コピー&ペーストで音楽データを移す
フォルダ内にはこのようにこれまでストックしてきた音楽データが収納されています。
これを3で作成したAndroid端末のフォルダへコピーすれば完了です。
あとはAndroid端末側が勝手に音楽データを認識し再生リストに加えてくれます。
「移行」であって「同期」ではない点に注意
ただし、この方法は非常に簡単ですがあくまでもAndroid端末上でiTunesを利用して溜め込んだ音楽を聴けるようにするという作業です。
また、いくつかのデメリットもあります。
- ファイル形式がm4pのデータが移行できない
- カバージャケットなど音楽以外のデータが正常に反映されないこともある
- 曲名が文字化けする場合がある
- コピーであって同期ではないので、iTunesで新たに楽曲を購入してもAndroid端末には反映されない
Android端末とiTunesを同期させるには外部ソフトの利用がベストです。
iSyncrなどのアプリを利用すれば完全に同期させることも可能です。
頻繁に楽曲の購入を行う方であればアプリ購入も視野に入れてみましょう。
Android端末のストレージ容量に注意!
ただし、このようにiTunesの音楽データを移行させる際最も注意しなければならないのは、Android端末側のストレージ容量です。
iPhoneと違い、Android端末は元々のストレージ容量が小さく、16GBや32GBが主流。
SDカード増設を前提に作られているため、本体に多くのデータを保存する設計になっていません。
従って、多くの音楽データをAndroid端末本体へ移行しようとすると容量オーバーになってしまう可能性もあります。
音楽データを移行する際には、できるだけSDカードを増設して移行するようにしたほうが良いでしょう。
まとめ
iPhoneからAndroidへ機種変更しても、これまで溜め込んでいた音楽データは無駄にならずに済みます。音質が劣化することも無く、これまで通り場所を問わず音楽を楽しむことができるのです。
また、単に移行するだけであればパソコン1台で簡単にできます。
面倒な設定なども必要ないので、機種変更の際などには手軽に試してみてください。
この記事を書いた人

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福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。