「技適マーク」って何のこと?

■総務省:http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/summary/qa/giteki_mark/

そもそも「技適マーク」って何のことでしょうか?

普段、みなさんはあまり聞きなれない用語だと思います。

■技適マーク

上の画像のマークを見ても、「郵便局の何か?」と思ってしまうようなデザインですし、日常生活においてめったに見かけることがないものだと思います。

しかし、この「技適マーク」は、私たちがスマートフォンを使う上で絶対に欠かせないものなんです。

というのも、現在日本国内の法律(電波法令)では、このマークの付いていないスマートフォンをはじめとする無線機(トランシーバーや無線LANルータ)は使用できないことになっており、違反した場合は「電波法違反」となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となってしまうのです。

そもそもの目的は、「違法な電波を発する機器を使用すると公衆の妨げになる」ために、無線機器(周波数)を管轄している総務省が認めた機器しか国内では使えないようにするというもの。

スマートフォンの発する電波が防災無線や社会インフラの妨げになると生活に支障が生じてしまうためですね。

「え? じゃあ私の使っているスマートフォンは大丈夫なの??」

そう思う方もいらっしゃるでしょう。

では、自分が使っているスマートフォンが「技適マーク」を取得しているものかどうか確認する方法をお教えします。

昔はスマートフォンのボディに直接プリントされていたが……。

数年前までは、この「技適マーク」を本体ボディの背面などに印刷するのが主流でした。

しかし、デザイン上あまり見た目がよろしくない(もっと言えばダサい)ということで、iPhoneをはじめとするデザイン性に優れたスマートフォンを中心に、今では端末内にその情報を保持し、必要に応じて画面に表示させるという方法を取っています。

iPhoneもAndroidスマホも、「設定」から「端末情報」(あるいは認証情報)などに進むと上記の写真のような画面が表示されるはずです。

現在発売されているスマートフォンの内、NTTdocomoなどの大手キャリアで販売されているもの、あるいはSIMフリースマホとして国内のMVNO事業者でセット販売されているものについては、間違いなく技適マークが取得されています。

また、過去に発売されたスマートフォンについても、上記に準じる形態で販売されたものについては問題ありません。

技適マークの無いスマートフォンとは?

さて、この「技適マーク」制度ですが、総務省が管轄しているということもあり、原則として日本国内の事業者にしか適用されません。

つまり、正規品ではなく並行輸入などで購入したSIMフリースマホについては対象外となっています。

実はAmazonなどの通販サイトでは、このような並行輸入品が数多く出回っています。

格安SIMフリースマホとして国内で利用できるものだとしても、この技適マークを取得していないスマートフォンを使用すると前述の通り罰則が適用されるのです。

心当たりのある方は注意したほうが良いかもしれません。

技適マークに関する制度改革待ったなし!

■イメージ

ところで、この技適マーク制度ですが、あくまでも国内ユーザーを対象としている点が「盲点」となっています。

現在日本は国を挙げてインバウンド需要の掘り起こしを行っており、訪日外国人の数も激増しています。

彼らの手に握られているのはもちろん技適マークのないスマートフォン。自国で買ったスマートフォンをローミングして利用しているため当然と言えば当然ですね。

つまり、現在の日本は「技適マーク」のないスマートフォンの電波がいたるところで飛び交っている状況なのです。

いうなれば、そもそもの目的である「違法な電波を発する機器を使用しないようにする」ということが形骸化しているということですね。

このように、技適マークの目的が根幹から崩れているというのが現在の状況であり、制度改革が後手に回っているといっても良いでしょう。

まとめ

とはいえ、国内在住の人が技適マークの無いスマートフォンを使用すると違法となるのは間違いありません。

正規販売のスマートフォンを購入した人は問題ありませんが、並行輸入のスマートフォンを使用している人は一度自分のスマートフォンの技適マークを確認したほうが良いですね。

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この記事を書いた人

h.katsura
h.katsura
福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。