「格安スマホって、詳しい人だけが使っている特別なスマホなんでしょ」
なんてイメージもすっかり過去のもの。今や格安スマホは大手家電量販店などでも簡単に購入できるようになり、サービス内容もより一般的で「普通に使えるスマホ」として急成長を続けています。
とはいえ実際のところ、言うほど浸透していないような…と思えるのは、筆者がイチ主婦だからなのかもしれません。
格安スマホの利用者に多いのはITリテラシーの高い20代~30代の男性。
それが普及に伴って徐々に拡大してきていると言われていますが、筆者の周りを見渡しても、格安スマホなんて使っている人をほとんど見かけません。
そこでコストを下げたい主婦にこそ、格安スマホのことをもっと知ってもらいたい!という思いで、筆者の使っている「楽天モバイル」についてお伝えします。
現在の格安スマホ使用状況
・契約している通信会社
楽天モバイル。インターネット上での手続きが可能ですが、実店舗もあります。
・使用端末
Xperia Z3 Compact SO-02Gを使用しています。
これはdocomoを契約していた時に使っていた端末をそのまま引き継ぎました。
当然使用感は変わりませんので、不便を感じることもありません。少し気になる点がありますが、それは後述します。
・契約プラン
楽天モバイル 3.1GBプラン。在宅で仕事をしているので普段はWi-Fiを使用しています。
契約通信量を超えると速度制限がかかりますが、足りなくなったことはありません。
・契約期間
2016年4月から契約しており、現在も継続中です。
・料金
月額1600円のほか、通話料やユニバーサルサービス料が付加されますが、今のところ2000円を超えることはありません。
・使用している機種

端末はdocomoで使用していたXperia Z3 Compact SO-02Gをそのまま使っています。楽天モバイルの店頭にはZenFoneやHUAWEIなどの格安SIM端末の実機が並べてあったので、次回購入を検討する際には触ってみようと考えています。
端末が変わらないので、当然使用していて困る点などはないのですが、気になることが2点ほどあります。
この「アップデート確認失敗」が断続的に出続けること。
docomoを解約しているので仕方がないのかもしれませんが、いちいち通知から消す手間がちょっと面倒ですね。
通信モードはもちろん楽天モバイルにしておかないと、通信ができません。
しかし稀にですがここが勝手に切り替わっていることがあります。
どのタイミングなのかはちょっとわかりませんが、しばらく気づかなくて、謎のオフライン通知に悩まされました。
楽天モバイルを使いはじめてからの通信料
通信料を安くしたい!という思いで契約に踏み切った格安スマホですから、最も気になるのはその料金です。
docomoを使っていた頃は端末代の分割金も含めて7000~8000円くらいかかっていたと思いますが、楽天モバイルに変えてからはどうでしょう?
こちらは2016年10月の請求明細です。
ご覧の通り、かなりのコストカットが実現できました!
大手キャリアの月額料金には電話かけ放題がもれなく付加されていますが、筆者の場合は声通話ってそれほど使わないんです。
その分がとてももったいなかったのですが、格安スマホにしてその悩みが解消されました。
通信スピード
次に気になるのは通信スピードですね。
筆者は動画やゲームなど大容量の通信を行う場合は自宅のWi-Fiを使用することがほとんどで、外ではテキスト主体の閲覧となります。その場合、特にストレスを感じたことはありません。
ただ時折、画像の読み込みが遅いかな?と感じることはありますね。
実際に通信速度を測定してみたので、画像をご覧ください。
・まずは仙台市街地、10:57

駅前ということもあり、そこそこ周りに人がいましたが特に問題ないスピートです。
ブラウジングもストレスを感じることはありません。
・続いて場所を変えて仙台中心部、12:25
オフィスビルが立ち並ぶあたり、お昼どきでそこそこ混雑していました。
人が増えたのでだいぶ速度が落ちたのかなという感じですが、メールやメッセージのやり取り、ちょっとしたweb閲覧などに問題はありませんでした。
・自宅(仙台中心部)にてdocomo回線と比較してみた
右がdocomoのスマホ、左が筆者の楽天モバイルのスマホです。
同じdocomoのLTE網を使用しているはずですが、こんなに速度に違いが出るとは思わなくて驚いてしまいました。
ちなみにこの状況で画像いっぱいのサイトを読み込むとどうなるのかを試してみました。

筆者が愛用しているアプリcomicoのキャプチャ画像です。
ひと息で表示しきれていない画像がありますね。
実際には、アプリを立ち上げた瞬間は全部この状態で、その後徐々に読み込んでいく…という感じ。
Wi-Fi環境下での閲覧に慣れていると、やっぱりストレスはあります。
とはいえ、少し待てば普通に読めますので、慣れの問題かもしれません。
格安スマホを検討し始めた理由
現在利用しているMVNOは「楽天モバイル」。
他にもMVNOはたくさんありますが、ITリテラシーといったものとは縁のない筆者、比較サイトを見てもいまいちピンときません。
そこで目に止まったのが「楽天モバイル」と「イオンモバイル」の2社でした。
どちらもショッピングでお世話になっているという、とっつきやすさが決め手になったのです。
使い慣れた3大キャリア以外の通信会社に移行するということに、ためらいはありました。
本当にストレスなく使い続けることができるのか?不安が大きかったです。
なにせ周りにユーザーがいなかったので、ネット上での口コミと勢いだけを頼りに契約を決意しました。
結果として、この選択は間違っていませんでした。
どこの会社にするか?
とっつきやすいという一点のみで2社に絞られた通信会社。
そこからは料金やサービス内容の比較に入りました。
・料金は?
楽天モバイルの音声料金プランは6種類、イオンモバイルのプランは11種類あります。(2016年11月現在)
筆者の使用ペースなら必要な通信料は一ヶ月あたり2GB~4GB程度。そのあたりで2社の価格帯を比較してみると、楽天は3.1GBで1600円、イオンは2GBで1380円or4GBで1580円です。
月額基本料金だけを見れば、イオンモバイルに軍配が上がります。
・契約期間のしばりは?
大手キャリアではおなじみの「契約期間と高額な契約解除料金」ですが、
なんとイオンモバイルでは契約期間のしばり、契約解除料金ともになし!つまりいつ解約してもOKということですね。
「格安スマホってどうなんだろう…」というユーザーにとって、これはとても嬉しいです。合わなければすぐに解約すればいいのですからね。
ちなみに楽天モバイルの音声プランには12ヶ月の契約しばりがあります。
途中の解約については解除料金が9800円かかります。
ただ大手キャリアでは通常2年のしばりがありますので、それに比べればゆるく、こちらも参入しやすいと言えるでしょう。
・おすすめサービスは?
楽天モバイルにおいてはやはり楽天スーパーポイントの存在を忘れてはいけませんね。
端末や商品の購入にポイントが使えるだけでなく、月々の支払にポイントを充てることもできるんです。
1ポイントから利用できます。
またポイントを貯めることもできますよ。支払が100円につき1ポイント。
更には楽天市場で買いものをした際にもらえるポイントがずっと2倍という嬉しい特典もあります。
筆者を含め主婦の方にはインターネットショッピングが大好き!という人も多いでしょう。
ネットのお買い物には楽天を利用している、という方であれば、楽天モバイルはぴったりです。
・店舗数は?
イオンモバイルが支持される大きな理由の一つに、実店舗数の多さがあると思います。
あまりITに詳しくない人達にとって、店員さんに直接説明してもらえるというのはポイントが高いです。
数あるMVNOの中で、唯一女性の契約数が男性の契約数を上回っているという調査結果があったのもうなずけますね。
そんなイオンモバイルの実店舗数は、全国に212店舗(2016.9現在)。
対する楽天モバイルの店舗数は100程度です(2016.11現在)。
楽天もだいぶ店舗を増やしてきている印象がありますが、まだまだ関東や大都市に集中しています。
筆者の住む東北地方を例として見てみると、楽天は宮城県に4、青森県に1の合計5店舗、イオンは青森6、岩手5、秋田7、宮城10、山形7、福島6の合計41店舗です!圧倒的な差ですね。
楽天モバイルに決めた理由
結果として楽天モバイルを使うことに決めたのは、筆者が楽天市場のヘビーユーザーだからと、近くに実店舗があったためです。
少し面倒でわかりにくい端末の設定などはすべて店頭で済ませてもらえたので、端末の操作に自信がない方は店舗で契約されるのが安心でしょう。
感じるデメリット
格安スマホに変えたことによって不便になったことはなんだろう?と考えてみると、じつはそれほど思い浮かばないのです。
よく挙げられるのが「LINEのID検索ができない」「キャリアメールが使えない」といったことですが、これも知っていれば何ということはありません。
LINEはID検索が使えなくてもURLを送って友達登録は可能ですし、メールよりもSNSメッセージが主流の昨今、キャリアメールの仕様可否はそれほど重要だと思えません。
筆者はキャリアメールが使えなくなってから、Gメールを使うようにしています。
ただ唯一失敗したと思ったのは、事前にメールアドレスを知らせておかなかったことですね。
SNSでつながっていない知人も一定数います。その人達へ連絡先を知らせるためにはメールという手段しかありませんが、携帯からのメール以外をブロックしている人が結構多いんです。
docomoを解約してから新しいアドレスを知らせようとしたところ、あえなくエラーメールが戻ってきて困ってしまいました。
こんなことのないように、事前に連絡を済ませておくと良いでしょうね。
まとめ 通信料を抑えたい主婦も検討をおすすめ
格安スマホの契約に踏み切るまではなかなか勇気が必要でしたが、筆者の場合はいざ変えてしまえば特に不便もなく、通信料も安くなって良いことばかりです。
「難しいことはわからない」「でも通信料を抑えたい」という主婦層こそ、格安スマホを導入するのを検討してみるのが良いのではないでしょうか。
次は格安SIM端末を購入して使ってみようと思っています。
大手キャリアで売り出している端末と比べて料金が安いので嬉しいですが、使用感はどうなのか?今から触るのを楽しみにしています。
※個人の感想です。
この記事を書いた人

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