格安SIMって料金が安くなるのは知っているけど、なんだか怪しいし面倒くさそう・・・と思っている方、実は私もそうでした!私が格安SIMと出会ったのは実に5年前、今のように格安SIMという言葉も広まっていなく、扱っている業者も1~2社しかない、という時代でした。
格安SIM黎明期から使い続けて5年目、現在私が使っている格安SIMの料金と利用環境をご紹介します。
私が現在利用しているのは
・iPhone7
・iPad mini3
この2台です。
どちらもSIMフリーモデルで、iPhoneにはIIJMIOの音声通話SIMを、iPad mini3にはデータ通信専用SIMを入れて利用しています。
格安SIMって実際いくらで使えるの?
私が利用しているのは、IIJMIOのタイプD(ドコモの電波を利用するプラン)の中のミニマムスタートプランです。
Pad mini3には追加SIMを入れています。
■ミニマムスタートプラン
基本料金:900円
音声通話オプション:700円
追加SIM利用料:400円
合計:2000円(税・ユニバーサルサービス料別)
なんと、iPhoneとiPad mini2台分で通信料は2000円で済んでしまっています。
高速通信量は一番少ない3GBのプランなので、この低料金で維持できるのですが、自宅に光回線があり、自宅にいるときはWi-Fiを利用しているので、これでも毎月少し余ってしまいます。
高速通信が余った場合も、IIJMIOの場合は翌月末まで繰越が可能です。
繰越もできる業者、できない業者がありますので、その辺りもサービスを選ぶときのひとつの目安となるのではないでしょうか。
高速通信ON/OFFを切り替えれば賢く通信量の節約に!
IIJMIOをはじめとして幾つかの業者では高速通信のON/OFFが切り替えられるアプリがあります。
これを利用して、LINEでのテキストのやり取りやメールなど低速の状態でも問題なく行えることは高速通信をOFFにした状態で利用し、動画の鑑賞やアプリのダウンロードなどある程度速度が必要な時に高速通信をONにする、などちょっと手間はかかりますが、賢く通信量を節約することも可能です。
実際、私はiPad mini3は通常高速通信をOFFにした状態で利用しています。
IIJMIOの場合は低速状態でもインターネット閲覧などの体感速度が比較的良いことで定評がありますので、特に不便は感じません。アプリのダウンロードなどは基本的に家でWi-Fi環境下で行うようにしています。
スマホを利用している人で、自宅にWi-Fi環境があればほとんどがおそらく3GBもあれば十分なのではないでしょうか。
毎日通勤や通学で動画を鑑賞したりする場合は別ですが、その利用方法だとキャリアの基本である7GBでも足りないはずです。
自分が毎月どのくらい通信量を使っているのかについては各通信会社や使っているスマホでも確認することができますので、格安SIMに乗り換えるとき、どのプランにしたらいいのか悩んだら、一度確認してみてください。
使い方いろいろ格安SIM
現在はスマホとのセット販売があり、格安SIMといえばスマホに挿して使うもの、というイメージも定着しつつありますが、実はその昔(私が格安SIMを使い始めた頃)は格安SIMには音声通話サービスがなく、データ通信専用SIMしか売っていませんでした。SMSオプションは付けられるところもありました。
スマホに挿しても音声通話ができないので、私はこんな使い方をしていました!
まず、キャリアで契約したスマホのパケット使い放題のみ解約します。
そして、格安SIMで使えるポケットWi-Fiの本体を用意します。
そのポケットWi-Fiに格安SIMをセットして、スマホで接続して使います。
この使い方だとキャリアメールも使えますし、キャリアのサービスも利用できます。
ポケットWi-Fiとスマホの両方を持ち歩く必要があったり、両方の充電を気にする必要があるので、少し面倒ですが、私の場合はSIMの入らないタブレットやiPod touchも利用していたので、これはこれでとても便利でした。
何より導入コストが比較的安かったのがとても嬉しかった記憶があります。
現在ガラケーを利用していて、スマホにするのはちょっと抵抗がある…という方にはポケットWi-Fi+格安SIM+タブレットなんて使い方もガラケーの料金プラス1000円以内で運用できるので、気軽に楽しめておすすめです。
通信スピードは遅めだよ。でも普通に使えます(注:会社による)
通信スピード。
これは契約する業者や時間帯、また契約するサービスプランによって大きく異なりますので、一概にはなんとも言えないところです。
実際に私が利用しているSIMのスピードテストをやってみました!

契約している会社:IIJMIO
住んでいる場所:北海道の地方都市
計測した時間:午後4時ごろ
計測結果
・PING:89
・下り:10.36Mbps(ダウンロード)
・上り:14.36Mbps(アップロード)
※PINGは簡単に言うと通信の応答までの時間。この数字が少ないほど体感で速度が速くなりますので、実はダウンロード速度より重要だったりします。今回の結果のように2桁の場合は体感で遅いということはないですよ。
この結果を見て、どう思いますか?
速い?遅い?わかんない?
現在、キャリアのスマホの場合はこの3~5倍速度が出ることも多いです。
ここからは私の個人的な意見ですが、通常これだけ速度が出ていれば特に苦労することや不便に感じることはまずありません。
インターネット閲覧はもちろん、動画も止まらずに鑑賞できますし、音楽のストリーミングだって快適です。
実は今回の結果は午後4時台という比較的速度の出やすい時間で計測したのですが、お昼の時間帯や夕方から夜にかけて、みんながスマホをたくさん利用する時間帯はどうしても回線が混み合って速度が低下する傾向にあります。
これはキャリアのスマホを利用していても同じなのですが、自社設備を持たないMVNOの方がこの傾向が顕著です。
業者によって、速度の出方も異なるのがMVNOの特徴でもあるのですが、私が利用するIIJMIOの場合はお昼どきでも1Mbpsくらいは安定して出ますので、これまで特にスマホを利用していて困ることはありませんでした。
これまでに何社かMVNOを利用しているのですが、今使っているIIJMIO(みおふぉん)が一番安定していて、使いやすいです。
一部の会社では料金は他者より安いけれども、回線速度が遅すぎたり、不安定で全然使い物にならない、なんてこともありますので、口コミなどをよく調べて契約する業者を決めることも大切です。
私もこれまで3社ほど、通信速度の問題で我慢がならず、解約したことがありました。
ますます身近になってきた格安SIM
私が格安SIMを使いはじめた頃は本当に知識のある人向け、といったサービスで、もともと機械に強くなかった私はとても苦労したことも多くありました。
しかし、最近は格安SIMを扱う業者も増え、料金やサービス競争があるので、どんどん良くなっているように感じます。
アフターサービスの手薄さや多少不便なこともありますが、工夫すればキャリアのスマホと変わらないくらい便利に使えます。
少しの工夫でスマホ代が半額以下に抑えられる格安SIM、導入するときはたくさん調べることも必要ですが、コスト面では本当に優秀だと思います。
※個人の感想です。
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