格安スマホユーザーの意識調査

楽天リサーチ:https://research.rakuten.co.jp/report/20170620/

世間的に格安スマホはどの程度知られているのか?
そして格安スマホに対してどのようなイメージを持っているのか?

そんな興味深いアンケート調査を、楽天グループの1社である楽天リサーチ株式会社が実施しました。

2017年6月に発表されたこの調査結果は、全国の20代~60代の男女1,000人から回答を得て集計されたもの。

今回はこのデータを取り上げ、格安スマホに対するイメージや契約の目的などを見てみたいと思います。

詳細なリサーチ結果は、楽天リサーチ公式サイトをご覧ください。

参照元サイト:楽天リサーチ公式サイト・格安スマホに関する調査

格安スマホの認知度は意外と高い!

格安スマホの存在を知っていると答えたのは全体の90%近く。
そのうち18%が既にユーザーとなっているようです。

年齢で見ると30~40代の年齢層では20%強が格安スマホ契約者であるのに対し、20代や50代~60代は若干低くなっています。
また、男女別では男性の方が多く利用しているという結果となっています。

また、格安スマホを利用してみたいか否かの調査では、ほぼすべての年齢層で30%以上が「利用したい」と回答しており、今後さらに格安スマホユーザーが増える素地があることを示唆しています。

現在の携帯料金には不満を持つ人が多数!

また、現在の携帯料金に対しては、不満を持っている人の数の多さが目立ちます。
満足しているのは30%以下であり、特に若い世代ほど現在の料金に不満を持っていることがわかりますね。

調査内では20代の月額平均利用料金が7,273円であることも述べられており、スマートフォンを日常的に使いこなす若者層はやはり多額の料金を支払っていることが伺えます。

逆に通話もデータ通信もあまりせず、ガラケーで満足している60代は毎月の平均が4,762円であるため、料金的にはさほど不満を持ってないようですね。

それでも「よく分からない」格安スマホ

現在の契約が「高い」と感じているにも関わらず、なぜ料金の安い格安スマホに乗り変えないのかを聞いた結果も公表されています。

その結果を見ると、「よくわからない」という項目が最上位にきています。

テレビの宣伝や雑誌の特集など、さまざまなメディアで格安スマホが取り上げられているにもかかわらず、まだ「よくわからない」人達が大勢いて、なおかつ大手の携帯料金に不満を持っているということになりますね。

今後も継続的に情報発信していく必要性が高いことを痛感します。

また、ブランドイメージが悪いであるとか、iPhoneが使えないといった、ユーザーの認識不足による誤解も目立ちます。

大手企業がこぞって参入し、SIMロック解除しなくても使えるサービスが多いということを、もっと積極的に広めていくべきであると感じました。

格安スマホを使って「貯金」する

格安スマホの料金が安いというのは広く知られています。
しかし、通信量が安くなって、その分を何に使うかという点に着目したこの設問には少し驚かされました。

35%が「貯金」と答えており、「趣味」や「旅行」などの日常生活費への支出を大きく上回っているのです。

通常の利用を前提とした場合、大手キャリアから格安スマホに乗り変えれば年間5~10万程度浮きます。
その分、今を楽しむことよりも将来を案じることに使うというのは、まさに現代社会を反映しているといえるでしょう。

前述のデータを引き合いに出して考えると、格安スマホを契約している主なユーザーが30代40代の働き盛りの「お父さん」であり、家族のために携帯代を削って貯金に充てているという図式も見て取れますね。

20代が料金に不満を感じつつも格安スマホを利用していないのは、これらの「お父さん」達のように切羽詰まったものが無いからかもしれません。

まとめ

今回の楽天リサーチによる調査では、他にもいろいろな質問をユーザーに行っています。

それぞれの設問に対する回答を俯瞰してみると、格安スマホには料金の安さを求めており、かつ大手キャリア並みの情報発信力と通信クオリティも求めているというわかりやすい結果となっています。

今後格安スマホ会社がさらにシェアを拡大していくためには、限られた予算内でこのようなユーザーの声をどれだけ反映できるかにかかっているでしょう。

大手キャリアも次々に料金メリットを打ち出してきている今、2017年後半は格安スマホ会社にとって勝負の時期になりそうです。

この記事を書いた人

h.katsura
h.katsura
福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。