増加する格安SIMの通話サービス

格安SIMの契約者数が激増中です。調査会社のMM総研によると、スマホの契約数は2018年度に1億件に到達する見込みだそうです。
この中でMVNOの格安SIMの契約数は1,000万件を突破すると予測しています。

これまでメインで利用するスマートフォンを大手3大キャリアで契約し、データ通信に特化したタブレットなどを格安SIMで契約するというスタイルが比較的多かったのですが、今後はメイン回線も格安SIMを利用する人が増加するとも言われています。

そこで気になるのが、格安SIMの通話サービスと料金。
これまでデータ通信のみの用途であった格安SIMの利用方法に音声通話のニーズも発生することとなるため、音声通話+データ通信という利用シーンが増加することとなるのです。

このような流れを受け、格安SIMを提供しているMVNO各社が相次いで独自の通話サービスをリリースし始めました。その多くは定額プランを採用しており、アプリ利用で〇分までは〇円という料金体系です。
まずは2016年11月現在で音声通話に対応している格安SIMの通話定額プランを見てみましょう。

現在の格安SIMの通話定額サービス一覧

現在では格安SIMの多くが通話サービスを提供していますが、最近は各社競うように通話定額サービスを発表しています。
そこで2016年11月現在で通話定額サービスをリリースしている格安SIMをピックアップしてみました。

MVNO名 サービス名 専用アプリ サービスの特徴
FREETEL FREETELでんわ あり
1通話当たり
1分かけ放題・・・398円/月
5分かけ放題・・・840円/月
IIJmio みおふぉん あり
1通話当たり
3分かけ放題・・・600円/月
5分かけ放題・・・830円/月
OCN OCNでんわ あり
1通話当たり
5分かけ放題・・・850円/月
楽天モバイル 楽天でんわ あり
1通話当たり
5分かけ放題・・・850円/月
mineo 通話定額30/60 なし 毎月最大30分まで通話し放題
840円/月
同60分まで通話し放題
1,680円/月
DTI でんわかけ放題 なし 1通話当たり
5分かけ放題・・・780円/月
BIGLOBE BIGLOBEでんわ あり
1通話当たり
3分かけ放題・・・650円/月
1か月あたり60分通話し放題
650円/月

なお、専用アプリを使用するサービスの場合、通話定額サービスはオプション扱いになっていることもあります。
オプションを適用しない場合は従量制の料金となるようです。

通話アプリを無料でダウンロードするだけで利用可能

では、具体的にOCNでんわを例に挙げどのようなサービスなのか、通話アプリの使い勝手はどうなのかについて見ていきましょう。

■OCNでんわのアプリ
■OCNでんわ

まずOCNでんわの利用方法ですが、OCNでんわの契約をオンラインで行い、appstoreかAndroidマーケットからOCNでんわアプリを無料でダウンロードするだけで利用可能です。
操作は標準の電話アプリとほぼ同様であり、電話帳も利用可能です。

▲アプリ説明画面
▲実際の操作画面

このアプリを使用すれば、自動的に0035-43を電話番号の頭につけて発信します。これにより、通話割引サービスが適用されるということになります。
なお、通話先の相手にはこの0035-43は表示されず自分の番号が通知されます。
通話定額オプションに申し込まない場合は、標準の電話アプリによる通話料金の半額となる10円/30秒の従量制課金となります。

通話定額サービスの金銭的メリット

現在、大手3大キャリアもこぞって通話が定額のプランを提供しています。
例えばdocomoなら、カケホーダイプランにすると月額2,700円の支払いで国内あての通話が24時間定額。「カケホーダイライトプラン」なら月額1,700円で、1通話当たり5分以内は通話料無料です。
他社もほぼ同様のプランですが、MVNOと比較するとやはり料金は高くなってしまいます。

1通話当たりの通話時間が長く、しかも頻繁に通話する人であれば、「カケホーダイプラン」がベストでしょう。しかし、ほとんどが5分以内の通話であり、頻度もそれほど高くないという人にとっては、docomoの1,700円/月を出すのであればMVNO各社の700~900円/月のサービスの方が金銭的メリットはあります。

また、3大キャリアの料金プランはそのほとんどが2年契約前提です。一方の格安SIMの場合は契約縛りがないケースが多く、いつでも好きな時に乗り換えができる点もメリットです。

格安SIM通話定額サービスの今後

今後ますます契約者の増加が見込まれる格安SIMですが、多くの契約者が利用することによるメリット・デメリットが顕在化してくるものと思われます。
メリットですが、契約者数増加により経営基盤が安定し通話料のさらなる値下がりが期待できることが挙げられます。
デメリットとしては、ユーザー増加による混雑度の上昇、それによる「つながりにくさ」という点が挙げられます。現在のところ通話に不自由することはありませんが。今後のユーザー数増加に各社のインフラが対応できるのかという点が唯一のデメリットとなるでしょう。

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この記事を書いた人

h.katsura
h.katsura

福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。

20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。