■Monohm Runcible 参考:http://mono.hm/

スマートフォンに代表されるスマートデバイスは四角形が定番です。
四角形以外に丸い形があってもよいのではと思ったことはありませんか。

これを実現させた製品がアメリカで開発されました。しかも、形を単に丸くしただけではなく、スマホ中心の生活からの解放をコンセプトに作られたというのです。

まもなく出荷が始まる新型デバイス、スマホ漬けの人には興味を引きそうです。

懐中時計のような丸い形のスマートデバイス「Runcible」

アメリカで事業を営むMonohm社は、クラウドファンディングのIndiegogoで出資を募り、新型のスマートデバイス「Runcible」を開発しました。Runcibleとは英語で三叉スプーンのことで、学校給食の食器で見かける先端がフォークになっているスプーンです。

今回開発されたRuncibleは本体が丸形で、ディスプレイも円形をしているのが特徴です。

一見するとまるで懐中時計のようです。時間を知りたいときにポケットからそっと懐中時計を取り出すといった、昔ながらのゆったりとした使い勝手を体感できるのは、丸形デバイスならではの長所です。

直径は2.5インチ(約6センチ)と、一般的な懐中時計よりもやや大きめです。本体には、Wi-Fi、Bluetooth、GPS、USB端子、カメラが備わっていて、スマートフォンと同じ機能をもたせています。

また、LTEへの対応も予定しています。ただし、格安SIMが使えるかどうかは明確ではありません。

OSは、Android 5.1とLinuxをベースにした「BuniOS」を搭載しています。

時計や電卓、メールなどアプリがあらかじめ用意されていて、画面には各種アプリのアイコンが円状に配置されています。そして、アイコンをタッチするとアプリを起動することができます。

Runcibleはハード・ソフトともにオープンソースで仕様が公開され、アプリはHTML5とJava Scriptで作ることができます。技術情報について詳しくは、IndiegogoのRuncibleプロジェクトのページをご覧ください。

■Runcible – Circular Open Source Anti-Smartphone
https://www.indiegogo.com/projects/runcible-circular-open-source-anti-smartphone-camera-tablet#/

価格は基本機能を搭載したBabbageが399ドルで、日本にも配送してくれます。最初の出荷は2016年9月を予定しています。

コンセプトはネットに振り回されないアンチスマートフォン

Runcibleは、スマートフォンとは一線を画す「アンチスマートフォン」をコンセプトに開発されました。

日頃スマートフォンを身につけていると、メールやSNSといったネットからのメッセージ通知が頻繁に届いては返答に追われます。これでは毎日の生活がネットに縛られて息苦しさを感じるでしょう。

ネットに振り回されない使い方ができるデバイス、すなわちアンチスマートフォンがあってもよいのではという発想が、今回のRuncible誕生のきっかけとなっているのです。

ネットに振り回されないデバイスを実現するために、Runcible本体にはマイクやソフトウェアキーボードを搭載していません。電話の着信があったり、メールやメッセージが送られてきたりしても通知のみしかせず、その場で返答する手段を持ち備えないようにしてあるのです。

もし、返答をしたいときはBluetoothヘッドセットやキーボードを別途用意しなくてはならないのです。
言い換えれば、外部入力機器を使わなければ返答作業することはできず、その結果ネットの束縛から自分自身を解放できるのです。

ネットと向き合う時間を減らしたい人におすすめ

仕事に追われる日々を送っている人や、ネット上での人付き合いが多い人にとっては、たまにはネットから解放されて羽を伸ばしたくなります。ネットから距離を置きたい時間を過ごしている間は通知を受け取るだけにして、あとでまとめて返答する。
そんな新しい使い方ができるのがRuncibleの最大の魅力といえます。

Runcibleは、日頃のネット生活を変革してくれる新風を吹き込んでくれそうです。