業界大注目のHUAWEI P10Liteは前モデルからどう変わったのか

※写真手前のゴールドカラーがP9Lite 奥のブルーがP10Lite

2017年6月、HUAWEI待望の新機種P10シリーズが日本市場へ投入されました。

同時に、各MVNOによるセット販売も開始され、大手MVNOがこぞってこの新シリーズを取り扱っています。量販店店頭でもP10シリーズの注目度は高く、かなり目立つ場所でディスプレイされている状況です。

P10シリーズがこれだけ注目を集めているのは、今勢いに乗っているHUAWEIの機種であることはもちろんですが、前シリーズのP9Liteがかなり高評価であったことも影響しています。

発売から1年余りたった時点でもP9Liteが売れ筋ランキングにランクインするなど、コストパフォーマンスに優れた名機としてユーザーに支持されていたのです。

その後継となるP10シリーズの中でも、P10LiteはP9Liteと同じくシリーズの中で最も売れるであろうと言われているモデルです。

実際、価格ドットコムのスマートフォンランキングでは、発売開始時点で並み居る競合を押しのけて上位にランクインしており、その人気ぶりが健在であることを見せつけています。

そこで今回は大人気シリーズP10の中からP10Liteの実機を入手し、前モデルのP9Liteと比較してみました。

外観あまり変化無し。ただし丸みを帯びたデザイン

■上がP10Lite、下がP9Lite
■上がP10Lite、下がP9Lite

公式サイトによるサイズを見ると、P10Liteの方が幅0.6ミリ、長さ0.3ミリ、厚さ0.3ミリ小型化しているのですが、実際に並べてみると「確かに少し小さいかな・・・」と思わせる程度の違いしかありません。

しかし、ご覧の通り少し丸みを帯びたデザイン処理がなされているため、実際に手に取ってみると大きさの違いを実感できます。

液晶画面もこのように角を丸く処理しているため、かなりデザインにコストをかけてきたなという印象です。
ただし、P9Liteと同じ感覚で手に持つと、引っ掛かりが無い分滑りやすく落としやすいのでご注意ください。

また、写真のようにマイクとスピーカーの形状に違いがあります。メーカーの仕様には明記が無いため詳細は不明ですが、通話や音声のクオリティに関する違いは特に無いようです。

アイコンデザインに変化アリ

■左がP10Lite、右がP9Lite

次に画面デザインを見てみましょう。左が新しいP10Lite、右が旧モデルのP9Liteです。

上から3段目まではプリインストールアプリですが、アイコンのデザインイメージが統一されすっきりした感じに仕上がっています。後からインストールしたアプリのアイコンデザインは(当然ですが)違いがありません。

どちらもIPS液晶なので画面の視認性は高く、使用における問題はありません。デザインは好みの問題ですが、個人的にはP10Liteのようなアイコンデザインがいいと思います。

カメラ性能に大きな違い

P10シリーズの上位機種はライカレンズを搭載するなど、カメラ性能を強化したモデルです。
P10Liteは下位モデルであるため、残念ながらライカレンズは搭載されておりません。

しかも、P9Liteが1300万画素であったのに対し、P10Liteは1200万画素にダウンしており、一見すると性能が低下したのではないかと思う方もいるでしょう。

そこで両モデルのカメラ性能を比べてみました。

■P10Liteで撮影

 

■P9Liteで撮影

比べてみると分かりますが、P10Liteの方がよりコントラストをはっきり表現しています。明暗の差がより顕著に表れていますね。雲の立体感などを見ると一目瞭然。
また、画面全体の明るさも異なります。

スペックだけ見るとP10Liteが性能低いように見えますが、おそらくセンサーを改良したのでしょう。写真としての出来栄えはP10Liteの方が優れていると言えそうです。

明るい屋外でこれだけの差が出るので、屋内だとどうなるのか比べてみました。

■P10Liteで撮影

 

■P9Liteで撮影

屋根の鉄骨部分に注目してみてください。明暗差による立体感に大きな違いが生じているのがわかると思います。
これだけ見ると、カメラ性能はP10Liteの方がよいと感じます。

がしかし、動画となるとこの差が逆転します。

■P10Liteで撮影

■P9Liteで撮影

このように、P9Liteの動画はある程度しっかり撮れているのに対し、10Liteの動画はピントがブレブレで全体的にボケまくっています。

おそらく、新たに搭載された像面位相差AF+コントラストAFが、この場面のような暗所で行われる光のイベントについていけてないのではないかと思います。
光があたる場所があちこちに発生し、都度ピントの調整を行うためオートフォーカスが追い付かないのでしょう。

明るい屋外なら問題ないでしょうが、このような場面での動画撮影は期待しないほうがよいかもしれません。

まとめ

市場の期待を一身に受けリリースされたP10シリーズ。
現在その期待通りの売れ行きを見せており、日本市場におけるHUAWEIの地位をより強固なものにすることは間違いないでしょう。

今回比較した前モデルP9Liteからは順調にスペックがアップしています。
特殊な環境の動画撮影については今後の改善を期待するとしましょう。

とにもかくにも、このレベルの機種が3万円前後で購入できることに驚きを禁じ得ません。格安スマホ業界の人気機種となるのも納得ですね。

この記事を書いた人

h.katsura
h.katsura
福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。