各MVNOが提供する多彩なオリジナルスマホ

総務省の指導による0円携帯販売の禁止及び3大キャリアの料金プランへの不満などを背景に、格安スマホ会社の新規契約者の伸びが勢いを増しつつあります。また、これまで通信業とはあまり縁のなかった流通業からの新規参入などもその流れを後押ししており、MM総研によると2016年3月末の格安スマホ契約者数は540万回線弱であるとされています。

爆発的な勢いで市場を拡大している格安スマホ事業者ですが、少し前までは格安SIMの提供に終始し、スマホやタブレットといった端末の販売についてはさほど大々的に行っていたわけではありません。ユーザー自身が使用している端末をキャリアに持ち込み、SIMロックを解除し格安SIMカードを差し込んで利用するというパターンがほとんどでした。

しかし今では格安SIM会社自身がオリジナルの端末を市場へ投入し、端末の魅力と利用料金の安さを合わせ技にして新規ユーザーを集めているのです。

現在、各量販店の売り場や各MVNO店舗の店頭には、各社が自信をもってラインナップした魅力的な端末が並んでいます。また、一説には日本人の半数以上が保持していると言われているiPhoneが展示されていることもあります。これらはすべて格安SIM会社のSIMカードで利用できる端末です。
次々と発売されるオリジナル端末の魅力について、今回はプラスワン・マーケティング株式会社が運営する格安スマホブランド「FREETELL」のオリジナル端末を中心に取り上げてみます。

史上最も薄く、最も軽く、最も美しいFREETELの麗(REI)

■FREETEL REI「麗」

麗(REI)は、2016年6月に発売されたFREETELのオリジナルスマホです。
最新の鋳造技術を用いたアルミ製フルメタルボディと、エッジのきいたデザイン処理はどことなくiPhoneをイメージさせます。
実はその薄さ7.2mm、そして重さ136グラムというスペックは、iPhone7とほぼ同じなのです。
※iPhone7は薄さ7.1mm、重さ138グラムです。

このように、薄さや重さがiPhone7とほぼ変わらないにも関わらず、手に持った感じは別物です。というのも、実は麗(REI)の方がiPhone7よりも一回り大きいのです。

麗(REI)は、縦145.8mm、横71.5mm、画面サイズ5.2インチに対し、iPhone7は縦138.3mm、横67.1mm、画面サイズ4.7インチです。つまり、iPhone7と同じ薄さと重さであるにもかかわらず大画面を実現している機種ということですね。

また、下部にあるホームボタンで指紋認証が設定できる点やホームボタン2度押しでアプリタスクをオフにできる点、そして長押しでgoogle nowが起動する点など、iPhoneに慣れ親しんだ層でも違和感なく操作できるようになっています。つまり、iPhoneからの乗り換え層を多分に意識しているということ。機種乗り換えの度に異なる操作を覚える負担を軽減するという戦略です。

また、メインカメラは1300万画素と最高クラスのスペックを誇り、アプリを活用すればデジタル一眼カメラのようなきれいなボケを表現できるという特徴もあります。高品質であり、美しいデザインと相まって人気も高く、FREETELスマホの中では2016年12月現在人気No1の座に位置しています。
そしてこの麗(REI)の最大の魅力はその価格。
これだけハイスペックでありながら、量販店店頭では20,000円~25,000円の間で販売されています。
また、MVNOの契約をセットにすると割引になるキャンペーンなども行われているため、さらに安く手に入れることも可能です。

匠の技を活かしたフラッグシップモデル、極(KIWAMI)

■FREETEL 極(KIWAMI)

FREETELのもうひとつのフラッグシップモデルがこの極(KIWAMI)です。最大の特徴はその目を見張る程の大きさ!

縦159.5mm、横82.9mmはあのiPhone7Plusよりも大きい一方で重さは182グラムとiPhone7Plusより若干軽い程度です。
また液晶サイズもiPhone7Plusの5.5インチに対し、極(KIWAMI)は6インチディスプレイを搭載しており、その大きさは想像以上と言えるでしょう。iPhone7Plusで持て余してしまう方はこの大きさにはついていけないと思います。ちょっとした小さなタブレットと思ったほうがいいかもしれません。

「FREETEL史上最高を、その手に」をキャッチコピーとしているだけあって、2,100万画素メインカメラやオクタコアCPU、3GB RAMなど、スペックとしてはスマートフォン最高クラスとなっています。

そして2016年12月下旬には後継機種である極(KIWAMI)2が発売される予定です。こちらは現行モデルよりも若干小さくなりますが、それでもiPhone7Plusとほとんど変わらない大きさで、かつかなり軽く仕上がるとのこと。
スーパー有機ELディスプレイ搭載で美しい画面がアピールポイントでもあるらしく、こちらも楽しみですね。
ちなみに、価格は麗(REI)よりも若干高く、25,000円~30,000円程度での価格帯で取引されている様です。
なお、極(KIWAMI)2の発売に伴い現行機種は在庫処分に入るので、さらに安価で手に入れることが可能となるかもしれません。

SIMフリーで利用できる点が大きなメリット

そして、この麗(REI)も極(KIWAMI)も、FREETELのオリジナル機種です。背面にはFREETELのロゴマークがかなり目立つように刻印されています。

とはいうものの、この端末はFREETELでしか利用できないわけではありません。
どちらもSIMフリー端末であるため、FREETELと同じNTTdocomo網を利用しているMVNOの格安SIMはもちろんのこと、softbank網を利用しているY!mobileのSIMカードでも利用可能なのです。なお、店頭で聞いた限りにおいて、au網を利用しているUQmobileについては「動作保証しない」と回答していますので、au系のMVNOを利用する際には注意が必要です。

また、これだけハイスペックな端末にもかかわらず、MVNO各社の回線契約と同時購入であればかなりの値引きが適用される点も特徴の一つです。
店頭限定キャンペーンではありますが、2016年12月現在、某量販店店頭においてはY!mobile新規加入契約と掃除に麗(REI)を購入すると、端末代金が100円となるキャンペーンを展開しておりました。
ただし、Y!mobileとの契約は2年縛り適用となります。契約縛りが無く(あるいは短く)気軽に乗り換えられる点がMVNOのメリットの一つではありますが、端末代を大幅に値引きするのであればこういったプランの検討を考えてみてもよいかもしれませんね。

また、これらの端末はヨドバシドットコムや価格ドットコムなど各通販サイトでも入手することができます。既に利用している格安SIMカードをそのまま利用することも可能であるため、常に売れ筋上位ランクに顔を出しています。

高スペック品が低価格で購入できる日本市場

■FREETEL 参考:https://www.freetel.jp/

格安スマホは各社ともにオリジナル端末をリリースし新規顧客の獲得に注力しています。
ASUSのZenFoneや HUAWEIなどは多くのMVNOが自社ラインナップに加えており、手軽に安い価格政策もあって誰もが手軽に格安スマホを体験できる環境になりつつあります。

このように、多くの格安スマホが次々にリリースされるのも日本市場の特徴です。一昔前まではiPhone VS 高級Androidスマホの戦いだったのですが、今やiPhone VS 高級Androidスマホ VS 格安Androidスマホという三つ巴の争いの様相を呈しています。
一方で格安スマホといえどもそのスペックは高級化が進み、iPhoneに負けないスペックの端末がiPhoneの半分以下の価格で入手できる時代となりました。

それは即ち、ユーザーにとっての選択肢の増加に他なりません。
アップルブランドの圧倒的な信頼性に守られたiPhoneか、常に最新スペックを追い求めあれもこれも詰め込みたい高級Androidか、そこそこのスペックで安くスマホライフを楽しみたい格安スマホか。それぞれのライフスタイルや使用するシーンによって選ぶ楽しみが増えることは、ユーザーにとって嬉しいことだと思います。
今後さらに戦いは激化すると思われますが、キャリアかMVNOかといった戦いだけでなく、端末同士の戦いも見逃せませんね。

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この記事を書いた人

h.katsura
h.katsura

福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。

20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。