DSDS(デュアルSIM デュアルスタンバイ)とは?

DSDS(デュアルSIM デュアルスタンバイ)という言葉を聞いたことがある人はそれほど多くないと思われます。
日本においては、docomoなどの大手キャリアでは1機種も取り扱われることが無く、一部の格安スマホ会社の機種でしか対応していない機能となります。

海外で売られているAndroidスマホにおいては比較的スタンダードなこの機能、iPhoneユーザーの多い日本ではその必要性を感じることもあまり無いため、キャリアも扱っていないのでしょう。
しかし、特に海外への旅行や出張の多いユーザーの間では広く認知されており、DSDS対応機種は人気があるのです。

DSDS(デュアルSIM デュアルスタンバイ)とは、その名の通り1台のスマートフォンで2枚のSIMを同時に利用でき、同時に待ち受けができる機種のことです。

つまり、1台のスマホを疑似的に2台として利用できるという事。
ただし、待ち受け状態に限った話であり、片方のSIMで通信や通話をしている時はもう片方のSIMは利用できません。例えるならばNTTdocomoの2in1サービスに似ていると言えるでしょう。

DSDS同時待ち受けには4G+3G回線を利用します。ただし、auの3G回線はCDMA2000という独自規格になっているため非対応の機種が多く、MVNOのSIMで利用する際にはdocomo系のSIMを挿入することが必要です。

発売されてているDSDS(デュアルSIM デュアルスタンバイ)モデル

■HUAWEI Mate 9 参考:http://consumer.huawei.com/minisite/jp/mate9/html/Connectivity.htm

2016年の春以降、日本でも海外スマホメーカーのSIMフリー端末を中心にDSDSに対応した製品が相次いでリリースされてきました。
現在、日本において店頭で手に入る格安スマホの中で、DSDSに対応している主な機種は以下の通りです。

  • ASUS ZenFone3シリーズ
  • HUAWEI Mate 9
  • gooスマホ g07
  • ZTE AXON7
  • Moto G4 Plus
  • FREETEL KIWAMI/ RAIJIN

また、ソニー Xperia XZ も対応しているようです。

DSDS(デュアルSIM デュアルスタンバイ)モデルが使われるシーンとは?

このDSDSはどのような用途や目的で利用されるのでしょうか?

最も多いのは、これまでスマホや携帯を2台持ちしていた人が1台にまとめるという用途です。
会社用と個人用などで2台を分けて利用していた場合、DSDS対応機種であれば1台で用を足すことができます。通話発信などの際には2枚のSIMのどちらを利用するかを選択して行えるため、2台持ちのわずらわしさから解放されるのです。

また、工夫次第で2台持ちよりも通信量を抑えることができる点も見逃せません。
例えば通話定額サービス(無制限)のあるNTTdocomoのSIMと、データ通信量の安いMVNOのSIMを組み合わせて使用することで、通話時間を気にせずデータ通信も割安なスマートフォンを持てることになるのです。

例えば、

1枚目のSIM・・・NTTdocomo カケホーダイ(24時間かけ放題)+データ通信容量2GB
2枚目のSIM・・・MVNOの通話定額(5分まで話し放題)+データ通信10GB

などといった組み合わせで2枚のSIMを契約し同時利用するのです。
こうすることで、2番号同時待ち受けが可能となり、発信時はdocomoのSIMを選択、データ通信時はMVNOのSIMを選択することで、実質的な2台運用と同じ使い勝手となるのです。

iPhoneにはDSDSモデルがない!

ただし、残念なことに日本において大人気のiPhoneにはDSDSモデルがありません。Android端末のみの機能であり、iPhone信者には縁のない機能です。
仮にiPhoneにDSDS機能が実装されれば大ニュースになるのでしょうが、現在ではAndroid端末のみですのでご注意ください。

まとめ

DSDS(デュアルSIM デュアルスタンバイ)対応モデルは、今後も次々とリリースされることと思われます。
ビジネスとプライベートの使い分け、あるいはデータ通信用と通話専用の使い分けなど、さまざまな利用シーンで活躍するDSDS。現在2台持ちしている方は、機種変更の際に検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

h.katsura
h.katsura
福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。