スマホ価格に敏感になりつつある消費者

総務省の指導により、3大キャリアのスマホ販売において実質0円などの大幅な値引きが禁止されました。
それまでは月々割などのサポートにより端末価格をさほど気にせず気軽に新規機種へ交換していた消費者は、総務省の指導以降、キャリアに支払う「端末の実質負担額」に着目し始めています。

NTTdocomoでiPhone最新機種をMNPで購入するケースを一つ例に挙げてみましょう。

■iPhone6s

2016年1月時点の最新機種はiPhone6sでした。
分割で購入する場合、16GBモデルは実質432円/月(2年トータルで10,368円)で購入可能。
64GBモデルだと972円/月(2年トータルで23,328円)でした。

1年後の2017年1月現在、最新機種のiPhone7でシミュレーションしてみると、下位の32GBモデルで1,107円/月(2年トータルで26,568円)、上位の128GBモデルで1,593円/月(2年トータルで38,232円)と、実質負担額は増加傾向にあるのです。

このように3大キャリアの端末価格の負担が増加するに伴い、賢い消費者はよりお得にスマホを手に入れる手段を探し始めており、これまでiPhone一辺倒であった日本のスマホ市場にも徐々に変化が起きつつあるのです。

予算2万円でスマホを探すと仮定した場合の選択肢

前述の通り、わずか1年前まではおよそ2万円前後の負担で最新のiPhoneを入手することが可能でした。(ショップの割引によってはゼロ円も可能でした)それがこの1年でスマートフォンの購入環境が激変してしまったのです。

そこで、1年前はスタンダードであった「予算2万円」を一つの指標として、2017年1月現在ではどのような端末が購入範囲に入ってくるのか、実際の市場価格を参考にしながら見ていきましょう。

まず、新品購入を前提とした場合、必然的に格安Androidスマホに限定されます。現在多くのメーカーが2万円を切る端末をリリースしており、多くの機種が選択肢に入ってきます。

次に中古スマホです。iPhone派でも中古端末であれば2万円の予算内におさめることが可能となってきます。また、Android端末も少し前のハイスペック機が2万円以内でラインナップされています。
では、それぞれのカテゴリーについて詳しく見てみましょう。

新品Android機なら2万円以下が豊富にラインナップ

参考:https://www.freetel.jp/product/

まずはオリジナル端末が印象的なFREETELをピックアップ。
KATANA02は14,800円、旧モデルのKATANA01が1万円を切る8,800円と驚きの価格です。
また、MIYABIやFREETEL Priori3S LTEなどの人気モデルも20,000円以下で購入できます。

スペックもそれほど低いわけでは無く、FREETEL Priori3S LTEなどはQuad Core1.0GHz 64bitを搭載しており4,000mAhのバッテリー容量があるため長時間使用でも不安はありません。

また、後継機種のPriori 4も14,800円という価格で発売が予定されており、こちらはQuad Core(4×1.3GHz)とMotorolaのMoto Gに匹敵するCPU性能です。
他にも、ASUS ZenFone GoやZTE BLADEE01、HUAWEI Y6などのSIMフリーモデルが20,000円以下で購入可能となっています。

中古iPhoneは2万円で探せるか?

■ソフマップドットコム 参考:http://www.sofmap.com/

では中古スマホマーケットについて、ソフマップドットコムを例に検証してみます。

2万円という予算で考えると、最もハードルが高いのがiPhoneでしょう。人気端末であるがゆえに中古市場でも値下がりせず、2万円の予算で購入可能なのはほとんどが4世代前のiPhone4sか3世代前のiPhone5シリーズになります。

傷がついた程度の低いものになるとiPhone6あたりまで範囲に入ってきますが、いずれにせよ選択肢は少ないと言えるでしょう。

中古ハイスペックAndroid機も視野に入ってくる!

■ソフマップドットコム 参考:http://www.sofmap.com/

では、中古のAndroid端末だとどうなるでしょうか。
iPhoneと同じショップで検索してみると、1~2世代前のハイスペック機がずらっと並んでいます。

Xperia Z3やGALAXY S5をはじめ、2015年6月発売のAQUOS EVER SH-04Gなどが20,000円以下で購入可能であり、iPhoneと比較すると明らかにお得感がありますね。

まとめ

このように、予算2万円と言う少しシビアな予算設定で調べてみましたが、海外Android端末はもちろんのこと、国産メーカーのAndroid端末まで範囲内に収まるのが現在の格安スマホ市場の特徴です。
iPhoneに限って言えばこの予算では厳しいと言わざるを得ません。キャリアのサポートが無ければ新品を購入するのは難しいというのが現状です。
Android端末に関してはこの先もさらなる価格競争が展開される見込みです。

2017年はこれまで以上にハイスペックかつ低価格端末を入手できるチャンスかもしれませんね。

この記事を書いた人

h.katsura
h.katsura
福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。