乗り変えの際に障害となる「最低契約期間」

MNPにより通信キャリアを乗り変える場合、最低契約期間に注意しなければならないというのは皆さんご存知でしょう。

NTTdocomoなどの大手キャリアでは、初回契約の際に「最低契約期間」を定めており、多くの場合その期間は2年間となっています。いわゆる”2年縛り”と言われる契約形態ですね。

以前は初回契約だけでなく、契約更新時にも2年縛りは適用されていました。
ユーザーは2年契約+2年更新をベースにキャリアを利用していくこととなっていたのですが、2016年に更新についての2年縛りが撤廃され、縛りがあるのは初回の2年間だけとなりました。
※ただし、3年目からは割増しされた料金プランの適用となります。

従って、多くのユーザーはこの最低契約期間が過ぎてからMNPを検討することとなります。

なお、この最低契約期間中にMNPなどを理由に解約した場合、違約金が発生します。その額ですが、NTTdocomoだけでなくauもソフトバンクも一律9,500円です。結構高いですね。
なお、違約金が発生しないのは契約開始から25か月目と26か月目。

それ以降は割高な料金プランにしていつでも解約できるようにするか、これまでと同じ料金プランで2年縛りを続けるかを選べます。

端末分割払いと混同しないように!

なお、この違約金ですが、端末の分割払いとユーザーが混同してしまうケースがあります。「MNPの予約番号発行のコールセンターに電話したら5万円払えと言われた」などと言うケースです。

これは違約金ではなく、分割払いしている端末の残債を一括して払う必要があるケースです。
違約金ではなく、契約時に分割で購入した端末の残りを一括で払うことを意味します。

携帯電話契約の複雑さが要因ですが、多くのユーザーは端末を購入する際、24回払いなどの分割払いで契約しています。
従って、契約から2年以内に他のキャリアへMNPするのであれば、分割払いの残りを払う必要があるのです。分割払いとは借金です。

当たり前のことですが、ユーザーはあまり意識していないため、このような混同が起きてしまいます。

大手キャリアと主なMVNOの最低契約期間比較

さて、前置きが長くなりましたが、大手キャリアとMVNOとの違いは料金面だけではありません。
実は最低契約期間にも大きな違いがあるのです。

一般的にMVNOの方が最低契約期間は短く、気軽に他社へ乗り換えることができるのです。
主なキャリアとMVNOの最低契約期間の違いをわかりやすく一覧にしてみました。※音声通話SIMで比較

上記のように大手キャリアよりも短め、あるいは最低契約期間を設けていないMVNOばかりです。また解約金も8000円~9000円と、こちらもキャリアよりも安くなっています。

ただし、単純な解約の場合は問題ありませんが、大手キャリアを含めMNPの場合は別途手数料が発生します。
大手キャリアは2,000円~3,000円ですが、最低契約期間の無いFREETELなどは初月15,000円、以降1か月毎に1,000円ずつ下がっていく料金体系です。
4か月目までは大手キャリアより高くなりますね。

気軽に乗り換えできるのがMVNOの強みの一つ

このように、MVNO各社は大手キャリアと比較して最低契約期間を短くし、簡単に乗り換えができるようにしています。MNPしないのであればさらにその利便性は向上し、契約翌月に違約金なしで乗り変えることも可能なのです。

これは、「MVNOをちょっと試してみたい」と思っている人にとっては非常にありがたい制度ですね。
仮にクオリティに満足いかなかった場合、高い違約金を嫌がって仕方なしに2年契約するのではなく、スパッと解約ができるのです。

まとめ

MVNOを試してみたい、でも今のキャリアから乗り変えるのは不安・・・。
そういう人は、まず解約金無料のMVNOで契約してみると良いでしょう。

新規電話番号でSIMを発行してもらい、クオリティに問題なければ後でMNP手続きをすればよいですし、満足しなければ解約すればいいのです。
加入も解約も、どちらもハードルの低いMVNOの利用、ぜひ「お試し」としてトライしてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

h.katsura
h.katsura

福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。

20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。