MVNO間でも価格競争が起こっている

格安スマホを提供しているMVNOは、大手キャリアと比べるとどの会社も通信料はかなり安く設定されています。ただし、各社ともに料金体系が異なり、ユーザーの利用スタイルによって価格に差が生じることもあります。
通話もあまりせずデータ通信量も少ない、いわゆるライトユーザーに関しては価格の下げ止まり感はありほぼ横並びではありますが、ヘビーユーザーの場合はどのMVNOを選択するかによってかなり料金が変わってくるのです。

スマホヘビーユーザーにとって最も安いMVNOはどこか?

では、スマートフォンのヘビーユーザーが、通話にゲームにネットにと目いっぱい利用した場合、最も安いのはどのMVNOになるのでしょうか。まずは各MVNOが提供している音声対応SIMの中で、最も「ヘビーユーザー向け」なプランをピックアップしてみました。
なお、端末代は料金に含めず、さまざまなキャンペーン適用は考慮しておりません。

MVNO名 プラン名 価格 備考
OCNモバイルONE 10GB/月 3,850円 通話5分かけ放題
IIJmio ファミリーシェアプラン10GB 4,090円 通話5分かけ放題
DMMmobile 20GB 5,980円 通話従量制
楽天モバイル 30GB 7,000円 通話5分かけ放題
UQmobile たっぷりプラン6GB 2,980円 通話180分無料 ※1
Y!mobile スマホプランL 7GB 5,980円 通話10分かけ放題

※1 契約3年目からは5,980円

いかがでしょうか。
ヘビーユーザー向けプランは各社それぞれであることがお分かりいただけると思います。

さて、これらのMVNOの中で、データ通信も音声通話も多いユーザーの場合、どのプランが最もお得なのでしょうか?
まずデータ通信ですが、各社設定された上限を超えてしまうと通信速度が低下するシステムになっています。データ容量を追加購入することも可能ですが、その都度手続きする煩雑さを考えると、あらかじめ容量の大きいプランが有利ですね。

ちなみに容量追加オプションですが、OCNモバイルONEの場合0.5GBで500円です。つまり、OCNモバイルONEで楽天モバイルと同じ30GB利用を想定すると20,000円超えとなるので現実的ではありません。

次に音声通話を見てみましょう。5分かけ放題や10分かけ放題プランがセットとなっているため、よほどの長電話をするユーザーでなければそれほど追加料金を取られることも無いと思います。ちなみに指定された無料時間を超えて通話した場合は、多くのMVNOが10円~20円/30秒の従量制となります。
こういった点を考慮すると、現時点でヘビーユーザーに最も適しているのは楽天モバイルであると言えるでしょう。

大手キャリアと比較した場合は?

さて、一方の大手キャリアのヘビーユーザー向けプランの料金を見てみましょう。

キャリア名 プラン名 価格 備考
NTTdocomo カケホーダイライト+ウルトラデータLLパック30GB 10,800円 通話5分かけ放題
AU スーパーカケホ+データ定額30GB 10,800円 通話5分かけ放題
Softbank 通話定額ライト+ギガモンスター30GB 10,710円 通話5分かけ放題

こちらはほぼ横並びの料金体系です。単純な料金比較であればMVNOの圧勝ですね。
楽天モバイルとの価格差は3,800円近く。1年だと45,000円以上の差が生じてしまいます。

ただし、3大キャリアの強みは通話プランに何時間でもかけ放題があること。上記の料金に1,000円プラスすることにより、無制限で通話が可能となります。
つまり、NTTdocomoの場合だと11,800円で24時間国内通話し放題+30GBデータ利用可能となるのです。

楽天電話で11,800円の料金となるには、5分以上通話を480分(8時間)行うことが可能です。単純に考えると、例えば「1か月に30日間(ほぼ毎日)恋人と20分以上の電話をする」という使い方であれば、NTTdocomoの方がお得になるのです。なかなかハードルが高いですね。いろいろな意味で。

ヘビーユーザーは楽天モバイルを選択すべき

このように、2016年12月時点ではヘビーユーザー向けプランは楽天モバイルの圧勝です。ただ、今後も各社からヘビーユーザー向けプランがリリースされると思われます。
各MVNOがどのようなプランを打ち出してくるのか、楽しみですね。

この記事を書いた人

h.katsura
h.katsura
福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。
20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。