今回は、筆者が丸1年以上愛用している「BIGLOBE SIM」のSIMカードと、中国ファーウェイ(Huawei)製の7インチファブレット「MediaPad X1 7.0」とのコンビについて、使い心地などを具体的にご紹介してみたいと思います。

■MediaPad X1 7.0

BIGLOBE SIMはシェアSIMの追加が可能

筆者のBIGLOBE SIMは、12ギガプラン(月間パケット通信量12GB)契約しています。
12ギガプランは、プラン申し込み手数料(契約事務手数料)が3000円、月額利用料は、データ通信のみの場合で2700円、データ通信+SMS対応(ショートメール)の場合で2820円、データ通信+SMS+音声通話の場合で3400円という料金体系になっています。

単純計算すれば、SMSは月あたり120円、音声通話(SMS対応)は月あたり700円の加算でOKということになります。

BIGLOBE SIMの12ギガプランは、パケット通信のシェアができるという大きな特徴があります。
1契約につき、最大5枚のSIMが契約可能で、たとえば5人家族がそれぞれ音声通話付きのSIMを契約した場合、単純計算ですが、1人あたり1240円(2700円÷5人+700円=1240円)で2.4GB分のパケット通信(12GB÷5人=2.4GB)と音声通話(SMS対応)が利用できることになります。

また、シェアできるSIMの組み合わせにも特徴があり、主契約(1回線目)に音声通話対応のSIMを契約している場合、2~5回線目は音声通話対応SIMでもOKですし、データ通信専用SIM、あるいはSMS対応のデータ通信SIMを組み合わせることもできます。
それぞれの回線ごとに、シェアSIM追加手数料3000円が最初に必要ですが、それを考慮しても十分にリーズナブルな水準です。

シェアSIMは非常に割安

しかも、追加するSIMの料金が非常に割安で、音声通話対応SIMの場合は月額900円、SMS対応のデータ通信SIMは月額320円、データ通信SIMの場合はなんと月額200円でSIMを追加することができます。

そのため、たとえば普段愛用しているスマートフォン以外に、LTE通信対応のタブレット端末やノートPCにSIMカードを挿しっぱなしにすることも気軽にできます。
「スマホのテザリング機能を使えば、追加料金なしで通信できるのに」という意見も聞こえてきそうですが、やはりノートPCやタブレット端末は、使いたいときにサッサと使えるか否かは、利便性を大きく左右します。「ノートPCだけでなく、スマホも取り出してテザリング機能をONにしてWi-Fiの接続が完了するのを待つ」という一連の工程が不要となるメリットは、一度体験すると元に戻れない便利さだと思います。

ちなみに、筆者はNTTドコモのスティック型データ通信端末にデータ通信専用SIMをビルトインし、ノートパソコンから動画データやテキストを送信するのに使っていますが、十分に利便性が高いと感じています。
近いうちにパナソニックのLTE通信対応レッツノートに買い替える予定ですので、その際はデータ通信専用SIMをPC内部のスロットに挿しっぱなしにすることができ、今よりもさらに便利になるのは間違いありません。

専用アプリを使うと1分20円で通話可能

■BIGLOBEでんわ
■BIGLOBEでんわ

BIGLOBE SIMの音声通話対応SIMは、専用のアプリ「BIGLOBEでんわ」から電話を掛けると、国内向けの通話料金が30秒あたり10円になります(国際電話は一律30秒あたり20円)。
通常、格安SIMの通話料金は30秒あたり20円が標準なので、半額でOKということになります。
ちなみに、BIGLOBEでんわアプリは、Google PLAYからダウンロードしインストールします。インストール後には、アプリ内から簡単な申し込み手続きをし、利用可能な状態になってからの適用となります。

通話パック60を申し込むと月60分までは1分10円

■通話パック60 参考:http://join.biglobe.ne.jp/mobile/service/bigtel.html
■通話パック60 参考:http://join.biglobe.ne.jp/mobile/service/bigtel.html

また、「通話パック60」(月額650円)を追加で申し込むと、最大60分(1200円分に相当)の通話が可能となります。
これは60分の通話が650円、言い換えれば1分あたり約10円で使える(月間60分まで)ということになり、さらにお得感が増します。

この通話パック60は、あらかじめ申し込んでおくこともできますが、月の途中での契約が可能となっている点がユニークです。
たとえば、普段はあまり電話を掛けない人が、今月は珍しく長電話をしたという場合、今月分に関しては長電話をした後から通話パック60を申し込むことができます。
翌月以降も通話パック60を付けたままにするかは、今月中に決めるルールになっており、付けたり外したりという操作はBIGLOBE SIMの利用者専用サイトから自分自身でおこなうことができます。
たとえば、珍しく長電話をしてしまった直後に通話パック60を申し込み、その直後に通話パック60の契約を外すことで、当月のみの適用とし、翌月以降は適用しないという柔軟な取り扱いが可能です。

逆に言えば、月の途中で通話パック60の契約を外す操作をした場合でも、当月中は月末まで通話パック60が適用されます。そのため、たとえば「10月は通話パック60のお世話になったけど、11月は要らない」という場合、10月中に通話パック60の契約を解除しておかないと、11月1日になった途端、11月末までのパック適用が成立することになります。
通話パック60は日割り計算がないため、月が替わってから「外し忘れた!」と気づいても遅いので、その点はくれぐれも注意が必要です。

BIGLOBE SIMは契約容量まで速度制限なし

BILOBE SIMの大きな特徴として、契約したプランの通信容量になるまで、速度制限が掛からないことが挙げられます(すでに廃止されたライトSSプランは除く)。

通常、格安SIMでは72時間など短期間の間に、定められた容量を超えるパケット通信をおこなうと速度規制が掛かるのが一般的ですが、BIGLOBE SIMでは短期間ベースの速度制限が撤廃されているため、このような不便がありません。
但し、副作用もあります。

速度制限が途中で掛からないのをいいことに、ついつい通信をしすぎてしまうことになり、月末を待たずに契約容量に到達してしまうことがしばしばあります。できれば、他の格安SIM提供会社の一部で実施されているような、通信速度を自分自身の操作で切り替えられる仕組みを導入してもらえるとありがたいなぁと思います。

MediaPad X1 7.0は通話もできるのが魅力

筆者はもともと、iPadとスマホの2台持ちで、さらにノートPCを常時持ち歩く3台体制だったのですが、荷物としてかさばりますし、忙しい時にいずれかを置き忘れてしまうことも時々ありました。
やはり物は1つでも減らすほうがいいだろうということで、現在ではiPadを自宅用にし、2015年の夏にMediaPad X1 7.0を2万5000円ほどで購入しました。
それ以降、ファブレットとノートパソコンの2台体制としています。ちょっとした調べものやメモ、カメラや動画の録画、録音、そして通話に至るまで、ほとんどこのファブレットだけで済ませることができます。

通話については、通常のスマホよりも一回り大きいボディですので、これを耳に押し当てて話していると周囲から奇異の目で見られることもありますが、そもそもガラケー全盛期にスマホを使い始めたときの周囲の好奇の目に比べれば、どうってことはありません。
それよりも、1台にまとめられたことによる荷物削減や置き忘れがなくなった点に喜びを感じています。

また、筆者は恥ずかしながら老眼が始まっており、通常のスマートフォンでも文字サイズを大きめに設定するのですが、そうすると表示される範囲が狭くなり、閲覧性が悪くなります。
しかし、この機種は7インチの画面ですので、少々文字を拡大しても閲覧性が大きく犠牲になることがなく、見やすさが際立っています。

MediaPad X1 7.0はコンパクト&軽量

通常のスマホよりも一回り大きいボディと書きましたが、狭額縁設計によって7インチ画面にしては実にコンパクト(高さ183.5mm、幅103.9mm、厚さ7.18mm)にまとめられています。

また、重量に至ってはわずか249 gしかなく、7インチのタブレットやファブレットの中では非常に軽量な部類です。これは、現行の第四世代iPad MINI(Wi-Fi + Cellularモデル)のサイズや重量(高さ200.0mm 、幅134.7mm、厚さ7.2mm 、重量304g)と比べてみると、いかに小型軽量であるかが理解しやすいと思います。

ハイスペックを凝縮

MediaPad X1 7.0は、1.6GHzのクアッドコアプロセッサ(CPUを4個搭載)採用しているのをはじめ、2GBのRAM(メモリー)を搭載しており、動作はとても機敏です。
また、メインカメラには裏面照射型の1200万画素CMOSセンサー(オートフォーカス対応)を搭載しているほか、自撮りに使えるサブカメラも500万画素というハイスペックなものを採用しています。しかも、ビデオ撮影はフルハイビジョン画質(1920×1080ドット)にも対応しており、静止画のみならず動画もきれいに撮ることができます。
一般的にタブレット端末に搭載されるカメラは、画素数の小さなものが採用される製品が多く見受けられますが、MediaPad X1 7.0はスマートフォンの代替として使うニーズを見越しているのでしょう、性能的に抜かりなくまとめてきている点に好感が持てます。

このほか、搭載しているバッテリーは5000mAhという巨大なもので、満充電しておけば、少々ヘビーに使っても2日程度はバッテリーの心配がないほどです。ディスプレイについても、フルハイビジョンを上回る1920×1200ドットの7インチ高精細ディスプレイを搭載しているため、細かい文字もつぶれずに表示することができます。

通信性能も問題なし

肝心の通信周波数帯については、LTEが2100/1800/800MHz、旧式のW-CDMAは2100/850/800MHz、そして海外限定になりますがGSMは850/900/1800/1900MHzに対応しています。
特に国内での使用においては、NTTドコモの様々な周波数帯を掴むことができますので、山間部に行っても圏外になりにくいのが強みだと感じています。
通信速度は、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsとなっており、当方がこれまで使用してきた範囲での実測値では、上りも下りも最大で40Mbpsを超える数値を叩き出しています。

筆者は最近いくつかの地点で実測をおこないましたので、速度データを参考までに掲載します。
格安SIMによく見られる現象ですが、ランチタイム(12~13時)に人が多く集まる都心部で、下り速度が著しく低下していますが、それ以外は概ね十分な速度が出ています。

※測定日:2016年11月25日

【1】梅田新道付近

12:21 下り0.70Mbps、上り28.70Mbps
12:22 下り0.77Mbps、上り24.16Mbps

【2】靭(うつぼ)公園付近


12:33 下り0.79Mbps、上り10.74Mbps
12:34 下り0.71Mbps、上り9.68Mbps

【3】天王寺・あべのハルカス付近

13:39 下り38.61Mbps、上り29.17Mbps
13:40 下り34.57Mbps、上り27.51Mbps

【4】長居スタジアム付近


13:53 下り41.64Mbps、上り34.10Mbps
13:54 下り39.22Mbps、上り32.64Mbps

残念な点もちらほら

1年以上愛用してみて、未だにしっかりと現役で活躍中のMediaPad X1 7.0ですが、残念な点もあります。それは、搭載されているアンドロイドの規格が4.2のままであることです。
これにより、たとえば人気ゲームアプリ「ポケモンGO」や、マイクロソフト謹製の「EXCELモバイル」や「WORDモバイル」がインストールできないといった不便が生じています。

■ポケモンGOはアンドロイド4.4以上でないと非対応

 

■エクセルもAndroidバージョンの関係で非対応

これらのアプリはいずれもアンドロイド4.4以上が必須となっているため、GooglePLAYからアプリをダウンロードすることすらできません。
本来ですと、メーカーには4.4や5.0などに早急にバージョンアップしてもらいたいところなのですが、現在のところバージョンアップへの対応はなされておらず、後継機種や類似機種がどんどん発売されている中においては、このままバージョンアップがなされぬままとなりそうな予感です。

今後もしばらく使い続けるつもり

とはいえ、ポケモンGOが入ったとしても、筆者は仕事が多忙につきほとんど遊ぶ暇がないでしょうし、エクセルやワードも、ある程度は代替アプリでカバーすることができますので、これがインストールできないからこの端末はダメだということは全くありません。

全く問題なく動作するアプリもたくさん ありますし、むしろ大画面による見やすさや操作のしやすさ、そしてフルハイビジョンムービーの撮影も可能な高画質カメラが気に入っているため、当分の間は使い続けようと思っています。

それよりも気になるのは、BIGLOBE SIMの容量を使い切ってしまうことです。

どうしても仕事柄、パソコンから動画データの送信などをおこなう関係上やむをえないのですが、できれば現行の最上位プランである12ギプランを上回る、15GBや20GBのプランを格安でリリースしてもらえたら嬉しいなぁと考えている次第です。

※記事中に記載している費用は税抜きの金額です。ただし、通話料およびパック料金は不課税の扱いとなっています。

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