格安SIMを知ったキッカケ

HUAWEI P8lite
HUAWEI P8lite

格安SIMサービスのIIJmioを知ったのは2012年の秋のことでした。

それまではNTTドコモの標準的なプランに加入していましたが、外出先で動画を見るようなスマホの使い方はしていませんでした。自宅に光回線を引いており、動画配信サイトの閲覧など大量のデータを必要とする作業については自宅のパソコンで済ますことが多かったのです。

通信料を節約するためにモバイルwifiへの切り替えも検討していましたが、モバイルwifiにしてもあまり通信料が節約できないことがわかりました。
そんな時、雑誌で目にしたのが格安SIMサービスの紹介記事でした。
スマホで動画を見ることが少ない自分にとって格安SIMは最適なサービスに思われ、利用について検討を開始したのです。

IIJmioを選択した理由

 参考:https://www.iijmio.jp/
参考:https://www.iijmio.jp/

1、月額料金の安さ

ドコモから格安SIMへの乗り換えにあたり、複数の通信会社を比較検討しましたが最終的にIIJmioを選択することにしました。
IIJmioを選択した最も大きな理由は、その月額料金の安さです。
選択するプランにもよるものの、IIJmioであれば月額料金を1000円未満に抑えることも可能で、従来の通信費の20%ほどまでに費用を減額できる点に大きな魅力を感じました。

2、契約に縛りがない

IIJmioでは、契約に縛りがないという点も魅力的でした。
スマホの新規契約では多くの場合2年契約などの縛りがあり、トラブルが発生して解約したいと思っても思うように解約できない場合があります。
初めて格安スマホを利用するにあたり、不満を感じたらすぐ別の通信会社に変えようと考えていたため、縛りがないIIJmioなら安心して契約できると思ったのです。

3、NTT系列だから安心できる

IIJmioの運営会社がNTTの関係会社である点も大きなポイントでした。
IIJmioはドコモ回線を使用しており、NTTの関係会社であるなら通信品質も安定しているはずで、面倒なトラブルに巻き込まれる危険性が少ないと判断したのです。

プランの選択と申込み手続き

検討の結果、IIJmioの中でも最も料金が安い月額900円のミニマムアクセスプランに申し込むことにしました。ミニマムアクセスプランは、スマホ通信に特化した通話はできないプランです。

それまでのドコモ契約でもスマホで通話することは週に1回もなく、仕事の連絡はすべてメールで行っていました。さらに、家族や友人とのやり取りはLINEで行っており、 通話ができないプランでも大丈夫だと判断し、申し込むことにしました。

申込みはIIJmioのサイトから必要事項を記入して行いました。申込に要した時間は15分ほどです。

申込みから3日後に、SIMカードと設定方法が記載された用紙が郵送されてきました。
送られてきた標準SIMカードを、当時ドコモで使用していたスマホ端末のP-01Dに差し込み、通信設定を行いました。
スマホの設置画面からアクセスポイントネットワークを選択し、郵送されてきた用紙通りに内容を入力することで通信設定は完了しました。
設定に要した時間は10分ほどでした。

IIJmioの使用感

1、LINE通話以外は良好

IIJmioに変更してからも、ドコモと契約していた時とほとんど同じ使い方ができています。
主に使用しているのはLINEとインターネットの閲覧、メールの確認にスケジュール管理などの機能が中心で、LINE通話を行うことは少なく、多くがメッセージのやり取りです。

LINE通話についてはIIJmioに変更した際に、相手の声が聞こえるのが遅くなったように感じました。また、相手の方でこちらが聞こえづらいようで、IIJmioに変更してからはLINE通話を利用する機会が減りました。
ただし、LINEのメッセージ機能については問題なく利用できています。

2、高品質動画でなければネット閲覧は問題ない

インターネットの閲覧については、変更後に遅くなったとは感じませんでした。
ただし、Youtubeなどの動画配信サイトや動画付きのニュースサイトの閲覧については読み込みに時間がかかるようになりました。ただ、動画については自宅のPCで見ることが多く外出先で動画を見ることはないため、大きな支障とはなりませんでした。

3、ゲームプレイに支障はない

スマホゲームについても支障なくプレイできています。
IIJmioに変更してから「パズル&ドラゴンズ」、「魔法使いと黒猫のウィズ」、「ポケモンGO」をプレイしましたが、いずれも問題なくプレイできました。
ゲームに関してはスマホのスペックが関係していることが多く、通信速度はリアルタイム性が重視されるゲームでない限り問題ないようです。

4、テザリング機能が問題なく使える

IIJmioに変更しても、変更前と同様にテザリング機能が使える点に大きな恩恵を感じています。

仕事の関係上、外出先で文章や資料の作成をすることが多く、キーボード付きのタブレット端末を持ち歩いています。テザリング機能を利用してスマホをモバイルwifiルーター代わりにし、ダブレットでネットの閲覧やメールの確認、クラウドへのアクセス等を行っていますが、問題なく使用できています。

オフィス系のファイルやPDFファイルの容量は小さいので、IIJmioの通信速度であっても十分に送受信でき、テザリングの仕様において不満を抱くことはありません。

クーポンスイッチを利用すれば、高速モードと低速モードの切り替えが可能

IIJmioのミニマムスタートプランでは、月に3Gの高速通信が可能です。それとは別に3日間に360MB分の低速通信量が割り当てられます。
IIJmioで提供している専用アプリのクーポンスイッチを利用すれば、ワンタッチで高速モードと低速モードの切り替えができるようになっています。

このクーポンスイッチを利用して、通信モードの切り替え可能な点が非常に便利です。
移動中にラジオアプリのradikoを使用することが多いのですが、radikoはそれほど通信量を必要としないため低速モードで使用するようにしています。
そして、テザリングやネットを閲覧する際にはスイッチをオンにして、高速モードで使用するようにしています。

IIJmioでは月に割り当てられた通信量を翌月に繰り越すことができます。
通信モードをこまめに切り替えるようにして、高速通信量の割当て3Gを使い切ることなく翌月に繰り越せるように心掛けています。これまでの4年間の使用で月の3Gを使い切った経験はなく、常に2?3Gの通信枠が余った状態になっています。

IIJmioの通信速度と接続範囲

格安スマホへの変更で気になるのは通信速度です。
格安スマホでは回線が混雑する時間帯には接続が絞られて通信速度が遅くなる傾向にあります。
そこで、実際に速度がどのように変化するのか調べるため、福岡市博多駅の側にあるオフィスビルの1階でスマホを用いて通信速度の測定を行ってみました。
2016年11月上旬の平日、午前11時と午後12時30分の2つの時間帯で計測を行いました。
計測結果を確認してみると、繁華街では接続ピーク帯とオフピーク帯で通信速度に大きな違いがあることがわかります。

11時の計測結果では、低速モードで200kbps、高速モードでは1.6Mbpsとなっており、高速モードではなかなかの速度となっています。

■低速モード

参考:https://fast.com/ja/

■高速モード

しかし、12時30分の計測では低速モードが110kbps、高速モードでも120kbpsとなっていました。

■低速モード

■高速モード

高速モードに切り替えても平日のランチタイムでは低速モードと同じ速度しか出ないのです。
この速度では、動画閲覧やLINE通話をすることはできず、限られた使用法しかできません。

また、IIJmioでは3日間に与えられた低速モードの容量360MBを超えると、低速モードに速度制限が課されます

速度制限が課された場合には、低速通信の速度が著しく低下してしまいます。しかし、高速モードに切り替えれば、高速での通信については問題なく使用できるため、通信規制についてはそれほど気にする必要はありません。

2012年からの4年間、福岡市内を中心にIIJmioを使用してきましたが、アンテナはほぼどこに行っても4本すべてが立っている状態でした。この4年の間に通信が途切れた経験はありません。
IIJmioはドコモ回線を使用しており、首都圏や政令指定都市など都市部の使用では、どこでも接続できると判断してよいと思われます。

通信速度よりもスマホのスペックのほうが重要

IIJmioを使用中にスマホの機種を数回、変更しました。
2012年にドコモからIIJmioに変更した当初、使用していたのはパナソニックのP-01Dでした。その後2014年にハーウェイのAscend G-06に、2016年の夏にハーウェイのP8Liteに変更しています。

IIJmioで使用した端末のスペック一覧

左からP-01D、Ascend G6、P8Lite
左からP-01D、Ascend G6、P8Lite
P-01D CPU:シングルコア RAM:512MB
Ascend G-06 CPU:クアッドコア RAM:1GB
P8Lite CPU:オタクコア RMA:2GB

機種変更してわかったことですが、スマホを快適に使用するためには通信速度よりもスペックのほうが重要です。
P-01Dを使用していた頃にはYoutubeの読み込みにかなりの時間がかかり、通信速度が遅いせいだと思っていました。
しかし、Ascend G-06に機種変更した直後に動画が早く読み込めるようになったのです。
また、明らかに様々なニュースサイトの読み込みも早くなり、快適にサイトの閲覧ができるようになりました。
さらに、機種変更すると通信量が少なくて済むようになりました。

スマホの性能が向上し、無駄な通信が減少したことが原因と思われますが、以前と同じようなスマホの使い方をしていても、通信量が抑えられるようになったのです。

格安SIMは通信速度が遅くて快適にスマホ利用ができないというイメージがありますが、実際に使用してみると、通信速度よりもスマホのスペックのほうが重要だとわかります。
2015年以降、優れたスペックを確保しつつも求めやすい価格帯のSIMフリースマホも登場しており、ミドルレンジスマホを利用すれば格安SIMであっても快適にスマホが利用できると思います。

IIJmioに対する不満点

1、SIMの変更料金がかかる

スマホの機種変更時には必要となるSIMカードの大きさが変わることがあります。そこで、機種変更に合わせてSIMカードの大きさを変更する必要がありますが、IIJmioではSIMカードの種類変更に際して手数料を徴収します。

2016年現在、SIMカードの変更の手数料は2000円となっていますが、2014年に私が機種変更した際の手数料は3000円でした。そこで、SIMカードの変更手数料を節約するために標準SIMカードをハサミで切り、マイクロSIMの形に加工して使用し続けることにしました。

標準SIMをハサミでカットし、マイクロSIMサイズにしたもの
標準SIMをハサミでカットし、マイクロSIMサイズにしたもの

SIMカードには返還義務はなく、新しいSIMの発行手続きをした時点で古いSIMは通信不能になってしまいます。ダメで元々の気持ちで自分で加工し、ダメだったら手数料を支払って新しいSIMの発行手続きをしようと思ったのです。
インターネットのサイトから型紙をダウンロードし、型紙にあわせて標準SIMをカットしました。幸いSIMは正常に機能し、問題なく使用できています。
SIMの変更手数料が安ければこのような無駄な苦労をしないで済んだはずです。
SIM変更手数料の高さがIIJmio利用時のネックとなります。

2、SMSを利用するためにプラン変更が必要

IIJmioではプランによってSMSの利用が制限されており、SMSが可能なプランに申し込むと月額料金が140円高くなってしまいます。
FacebookなどのSNSサービスに登録する際には、本人確認のためにSMS認証が必要となりますが、SNS登録のためだけに月額料金が高くなるのは経済的ではありません。また、プランを変更するためにはSIMの変更手数料もかかってしまいます。
格安SIMの中には、1回10円程度の費用でSMSができる会社もあります。しかし、IIJmioでSMSを利用するためにはSMSが可能なプランに入る必要があり、気軽にSMSが利用できず不便に感じることがあります。

3、昼間に繋がりづらくなる

IIJmioでは平日のランチタイムに通信速度が遅くなります。
高速モードにしていても速度は遅いままです。インターネットの閲覧は可能でニュースサイトのチェックはできるものの、動画閲覧やLINE通話はできず、データの送受信が困難になります。

自宅に無線LAN環境を整備しているので、外出先で大容量データのやり取りをすることは基本的にありませんが、仕事の関係で新たなアプリのダウンロードや更新が必要になることがあり、そのような際、長時間待たされて面倒に感じる場合があります。

IIJmioにして良かったところ

1、経済的なメリットが大きい

IIJmioを4年間使用していて、最も良かった点は通信コストを大きく削減できた点です。
それまではドコモの一般的なプランに加入し、月額6000円~7000円の通信料金を支払っていました。
それがIIJmioに変更することで、月額1000円以下に抑えられるようになったのです。
この4年の間に削減できた通信費は概算で25万円ほどになります。
これほど多額の通信費を節約できてしまうと、昔のように大手キャリアの契約に戻すことは考えられません。

2、スマホで出来る9割以上のことが可能

IIJmioと契約していても、スマホの機能は9割以上利用できています。
日常的に使用するスマホの機能はたくさんありますが、スケジュール管理やカメラ、ナビゲーション、音楽再生などの機能に通信速度は関係ありません。また、ゲームについても同様で、サイトの閲覧、メールやLINEでのメッセージの送受信など、スマホで出来るほとんどのことがIIJmioとの契約でも出来ています。出来ないことは、高画質の映画を見ることくらいです。

この4年間使用してきてネットワークの不具合が発生したこともなく、カスタマーサポートを利用しなければならない状況に直面したこともありません。
これまでずっと問題なく使用できており、通信会社を変更する必要を感じていないため、当面はこのままIIJmioを継続しようと思っています。

※個人の感想です。